marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(662回) (その4)退任牧師との会話(世界の人々への伝道)

2020-04-27 09:53:27 | #日記#手紙#小説#文学#歴史#思想・哲学#宗教

**************終わりに

この地上の宗教、葬儀の祭りごと。父ヤコブも、ヨセフも遺体は、エジプトでミイラにされたのですね(つまりエジプトのあの壮大な宗教儀式の中でだ)。ヤコブの葬儀はカナンの地でエジプト式の壮大な儀式が執り行われたと書かれています。(創世記50章7節~14節)

◆このようなことを行ってもヨセフは、アブラハム、イサク、ヤコブの神といって先祖伝来の天地創造の本当の神を信じて疑わなかったのである。血や肉となている魂の芯というべきその被造物とのありとあらゆる様々な地上のしがらみから超越したと言ったらいいいか、まさに、天地万物を創造し、自分の似姿に人を創造したもう唯一の神。信じる者たちの永遠の世界への救済。全人類の救済。

*****時は 近づいていると *******

◆地上では様々なことが起こるだろうが、宗教におけるしがらみをも超越した神の信仰者へのあしらいとその配慮があるのだということ。その高い次元での神の摂理。ここに世界の人々、まことの神の静かに語り掛け、聞こえ、それにこたえる多くの人々が起こされていることを僕は信じるものなのです。

◆僕は、父母、祖父母、ご先祖様が眠る田舎のお墓に行くといつもこの物語を思い出すのである。我らの故郷は”天”にあり・・・と

**************世界的に猛威を振るっている新型コロナウィルスの早い終息を祈っております。 ・・・Ω 

 


世界のベストセラーを読む(661回) (その3)退任牧師との会話(世界の人々への伝道)

2020-04-27 08:27:04 | #日記#手紙#小説#文学#歴史#思想・哲学#宗教

◆彼ヨセフが兄弟たちに言った「わたしが神に代わることができましょうか。」(創世記50章19節)の彼らが共有化していた先祖伝来のその神とは、まさに、アブハム、イサク、ヤコブの神だったわけです。それは天地創造の神の起源に遡る。僕が教会でもご先祖を仏教でもお墓に葬ってもキリスト者である方は多くいると言ったのは、そして、世界のへ人々への伝道ともなるだろうと、そのヒントがエジプトという異邦の地で亡くなったこのヤコブ、ヨセフの物語に現れていると思われているからなのである。この国、または多くの心に響く人にはその永遠の故郷の声が聞こえていることを僕は疑わない。

◆創世記50章5節 (宰相ヨセフは父ヤコブがなくなった時、ファラオに申し出る)「・・・実は、父がわたしに誓わせて『わたしは、間もなく死ぬ。そのときは、カナンの土地に用意してある墓にわたしを葬ってくれ』と申しました。・・・ファラオに赦しを得たヨセフは父を葬りにカナンに上って行った。(故郷に帰還する)・・・それはまことに壮大な行列となった(9節)。」ここでヤコブの様々な人生と苦難の記事を読んできたものにとっては、50章からは淡々と描かれているが感動的な箇所である。・・・どのような人でも必ず地上の生を終えるときが来る。兄弟たちの子供たちの子孫まで面倒を見たヨセフの幸福な人生もやがて終える時が来た。

◆創世記24節24-25節 ヨセフは兄弟たちに言った。「わたしは間もなく死にます。しかし、神は必ずあなたたちを顧みてくださり、この国からアブラハム、イサク、ヤコブに誓われた土地に導き上ってくださいます。」それから、ヨセフはイスラエルの息子たちにこう言って誓わせた。「神は、必ずあなたたちを顧みてくださいます。そのときは、わたしの骨をここから携えて上ってください。」

◆それから何世代もという時間、長い年月が流れてヨセフを忘れたファラオも出てきてイスラエル人は苦しめられ、それからいかほどの時間が流れたのだろう。やがてエジプト脱出に神はモーセを起こすのである(出エジプト記)。彼らはヨセフの遺言を忘れていなかったのである(ヨシュア記24章32節 ヨシュア記の最後である)。こしてヨセフは故郷の墓に眠ることができたのだった。・・・続く