marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(887回) 不思議なこの国の物語⑳優秀な殺人者:オッペンハイマー

2021-06-15 08:01:28 | 小説

〔舞台裏〕人が地上に発生し、溢れだし、壮大な事件をこのフィールどでやり始めた時、そう、実験は何度か失敗するものである。争いもあった。そして、不完全ながらも見切発射をしたということである。それは、実験室でなく、フィールドにおける順応もあって始めて完成していくものなのであったからである。プログラムはそうして作られた。まさに、僕らのネット上にウイルスがまぎれ込むように、この完成に近い段階で自滅のそれをまぎれ込ませた者がいたのである。

◆天地創造来のこの壮大な実験は、実は、今も僕らの日常で思えば理解できるものであるのだが、これも彼らJやEの一団は結果のみが現れるが決して表には顔を出さない。かろうじてPが記録として時折、残していくから、それに感ずる人が起こされて記録がのこり、歴史となって来たわけだ。さしつかえない範囲で、作られた人にも開示していく。天啓に感じた人が、その記録を書きつないできたわけである。無論、この地位を利用し自分の地位向上を目論んだものもいたのであるが。

〔決行〕先のエラーをまぎれ込ませたものは、創造者Jのプロジェクトの筆頭に立つリーダーだった。最高傑作の人が人を殺める、こういうプログラムを、これはつまり、分かりやすく言えば命に係わるすべての道徳における禁止事項などを変じて、すべての進展するすべての中で、究極の命の抹消のプログラムという仕組んだのは、Jの力量にも匹敵する創造の一員の彼だった。JとEのプロジェクトは今も進んでいる。僕らが歴史の一端で確認することができるのは、表層の一部である。しかも、深層は深く知られないようにもそのプログラムはできているのだ。人の命の抹消、それを紛れ込ませ地上に落とされた彼は、人を使い今も抹消を企んでいる。歴史上でその働きで、称賛されるべき人物。勝敗は決まっていたにも関わらず、効果は示さねばならないと人類史上もっとも壮大な殺人を企てた人物。彼の内面は、天上から落とされた彼とその思いが同期もしていた、そう、あの原爆をこの日本に、目論み、投下決行を画策したオッペンハイマーである。彼は、地上の常識には欠陥があったが、とても優秀な男だった。

〔現在〕どれだけ心を痛めたことか・・・。人が完全に制御できない原発(原子炉)があるところ、監視のためのUFOがいつも飛んでいることを心されよ。



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