えっ? しない?
仕事中に歌ってしまったぼくは……
夜勤明けの朝、横浜・桜木町駅にいました。
崎陽軒の駅弁は何度か食べたことがあり、横浜スタジアムで野球を見たときに買ったのもやはり「シウマイ弁当」だった気がする。
今回も当然そうするつもりだったのですがそういえば「炒飯弁当」って食べたことが無いな。
冷たくなって固まった炒飯なんて美味しそうな気がしないんだけど。
でも、せっかく目に止まったのだから今回はお試ししてみるか。
晴天で日差しが強くそこそこ暖かかく外で食べることができそう。
みなとみらいの公園ベンチで広げる。
ワクワク……
デデン
バッグの中で縦になっていたからかちょっと寄っちゃったけど美味しそう。
さすが炒飯弁当というくらいだから半分を占めている。
まずはその炒飯を一口。
美味い!
確かに冷えて固まってはいるのだけれどお弁当としては適度な硬さ。
考えてみればパラパラ炒飯なんて駅弁としたら食べにくくて仕方ないかも。
シウマイは安定の美味さ。
唐揚げは定番ではあるけれど崎陽軒なのだからこれもシウマイにしてほしかったな。
シュウマイではなくシウマイこれ大事。
酢の物も入って大満足なお味でした。
ごちそうさま。
今度からシウマイ弁当にするか炒飯弁当にするか悩んじゃうな。
と、横浜まで来て駅弁ひとつ食べたわけですが、流石にそれだけのために幕張の自宅に帰宅するのとは真反対のここまで寄るのはなかなか決断がいること。
往復の交通費と駅弁代で銀座アスターの炒飯が食べれてしまう。
なにかもうひとつ行く理由が欲しい。
と考えたところ思い出したのが日本丸。
「太平洋の白鳥」「海の貴婦人」などと呼ばれた美しい帆船であるこの(初代)日本丸。
1984年に引退し横浜港で保存されているのですが、大規模補修のためにドック内を満たしていた海水が抜かれ、日本丸の船底やスクリューが見える状態になっているとのこと。
船好きを自認し、数々の艦艇船舶のことも綴ってきた当ブログなのになぜ炒飯弁当なんだ?
と思われるかもしれませんが……
全然見えない。
来るのが遅かった……
確かに海水が抜かれドライドックになっている姿も貴重ではあるけれど、
日本丸の補修工事のための櫓が組まれ、スクリューや舵や船底どころか白く輝く船体もまったく見えない
_| ̄|○
どうやら先週はまだ見れたらしいのですが数日前から徐々に櫓が組まれ始めたらしい。
さすが日本人は仕事が早い。
まぁそれでもこんな姿も珍しいのは確か。
露出しているレンガ積みは1889年に設立され、空母龍驤の船体や駆逐艦白雪、そして氷川丸など数々の名艦名船を生み出した横浜船渠のころから変わっていないのかもしれない。
干上がったドック底では多くの建機が動き……んー仮設トイレも。
水密扉の外は海。
このように完全に堰き止めています。
わかっていても面白い。
横浜船渠はもう存在しないのでこの日本丸補修はJMUが担当しているようです。
JMU(ジャパンマリンユナイテッド)は石川島播磨と住友重機が統合し、さらにユニバーサル造船ともくっつきできた日本の造船会社で現在も護衛艦いずもやかがなどを作った名門です。
すこしあたりをぶらついてみると
なんか海面に続くスロープがありますね。
かなりワクワクするこの光景。
新明和工業の神戸・甲南工場とか岩国基地とか……用途はどちらも同じですが。
あとダム湖に消えた村落の道路とか。
きたきた
なんて名前だっけ……
グレートザブーン?(多分違う)
ざぶざぶざぶざぶ
上陸ー
「さあ! 地獄の1丁目に到着だ! 下車後散開して直ちに射撃開始! ゴーゴーゴーゴー!! モタモタするなウジ虫ども!!」
なんてこんな真っ赤でファンシーなカラーリングの車両から海兵野郎たちが降りてくるわけもなく。
楽しそうに
去っていきました。
ああ、やっぱり普段は閉じているのね。
それも車両からのリモコンではなく人力。
日本丸はあまりよく見えなかったけどドライドックは見れたしAAVの上陸強襲シーン(それも違う)も見れたし炒飯弁当美味しかったしまぁ満足でした。
3月に補修が終わりまた海水を満たすらしいのでそのころ見に来ようっと。
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