


(wikipediaより引用)












この3日間、朝7時に起きてテレビを点けてJ-SPORTSを夕方まで見て、夜はまたその日の再放送を見るというテレビ漬けだった3日間。



























すその11からの続きだよー



































その⑩からの続きだよー






































その⑨からの続きだよー




























その⑧からの続きだよー
3日目の朝。
京阪コラボ電車の撮影と宇治聖地巡礼というふたつの目的を達したのであとはその時次第でゆっくりと京都市街東側を巡るつもりです。
2日間精力的に回ったので朝もどれくらいに起きれるかもわからず、遅く起きてもいいやと予定はまったく立てていません。
もちろん行きたいところはピックアップしてはいるのですが、それに縛られるつもりもなく…………のつもりだったのですが、やっぱり早朝日の出前に目が覚めてしまうお年頃。
まぁ平日早朝であれば人も少ないのでそれはそれで良しというのもあるのですが、16時から18時まで付いていた雨マークが14時からに拡がってしまったのです。
こうしてはいられません。
朝食もすっ飛ばして烏丸御池駅内でカスクートを買い出かけます。
下調べは十分。
それを頼りにせっかくの初めての街なのにスマホをずっと見ていたってことにはならないよう、この2枚のフリーチケットカードを使って思う存分知らない街を彷徨いたいと思うます。
まずは市営地下鉄の蹴上駅で下車。
駅近くにあるインクライン下をくぐる蹴上トンネルですが、「ねじりまんぽ」という名で呼ばれているそうです。
この「ねじりぱんぽ」はなにもここだけの名前ではなく、
内部のレンガが渦を巻くように積まれている構造に付けられた言葉で、特に関西地方での鉄道線をくぐる歩行者道に多いそうですね。
ねじりまんぽをくぐりぬけ、朝の冷たい空気を感じながら静かな街を通り抜けると、
南禅寺の三門に到着しました。
石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」と言ったのはこの門の上から桜を見た時の言葉だそうです。
ああ、ヒーローインタビューで「絶景です!」と言ったM12石川歩投手もとうとう戦力外となってしまったなー
なんてことくらいしか感想を持ちえない自分にとっての興味は別にあり、
それは南禅寺境内にあるこの「水路閣」です。
琵琶湖疎水の支流のひとつのこの水路橋ですが、その橋脚の向こうでは榊マリコ法医官と土門薫刑事が会話をしていそうです。
「科捜研の女」シリーズや2時間ワイドドラマのロケ地として良く見るこの光景。
ぼくは神社仏閣よりもこういった近代の産業史跡により惹かれるのです。
まだ平日の朝7時前では人がおらずM.O.M.Oちゃんの写真も撮って撮って撮りまくりです。
今日は「M.O.M.Oちゃんとデート」デーなのです。
まぁドール者以外の人には言いにくいわねw
リュックに押し込まれ背負われていて禰豆子のようですが…………(見ていないのでよく知らないで言ってる)

目線の高さを合わせて撮った写真をツイートすると「等身大みたい」とのリプも頂きました。
ここは多くのミステリードラマの舞台だけではなく、
アニメ「けいおん!」OPのカットにもある聖地のひとつです。
♪ガチでスバラシ Never Ending Girl´s Song♪
というより「私M.O.M.O、あなたの近くにいるの」みたいな感じでなんだか怖いよ。
坂を上るとこの水道橋の上を見ることができます。
さすがに柵に阻まれ橋を渡ることはできませんが……
琵琶湖から山を越えて導かれてきたこの水が全部昔の人によるものだなんてスゲーな。
琵琶湖と京都市街は標高差があり、大津閘門で1.5m下げられた疎水は3つのトンネルで山を越えここ蹴上で一気に36mを下ります。
それを舟に乗せてきた貨物を荷車等に載せかえるのではなく、舟ごと車両に乗せこの坂を上げ下げして鴨川に繋げようというのがこのインクライン。
旅客用がケーブルカーで貨物用がインクラインと言葉を使い分けているようですね。
大抵の人がこうして真ん中で写真を撮るためにこの2本のレールで上げ下げしていた……と見えがちだけど、ここは複線となっていて草や砂利の中にもう片方のレールが隠れています。
ケーブルカーは複線にして2両の車両をワイヤーロープに繋ぎ上下線でバランスを取った方が上げ下げにかかるエネルギーは少なくて済みますからね。
平日早朝とはいえまったく人がいませんね。
やっぱりここに人が多く集まるのは桜が満開となる時期だけなんですかね。
過去の人たちの叡智を感じられるこの史跡もただの桜の名所のひとつとしか認識されていないのであれば残念ではあります。
疎水に出入りする箇所に分かりやすく車両と上に載せられた舟が形態保存されています。
右にあるローラーはワイヤーの巻き上げや減速をしていた物なんですかね?
貨物ごと舟を載せる車両だけあってかなり頑丈そうな作りをしていますね。
台車もボギー式なんですね。
サスペンションは無く直接ボルト止めされていて旋回すらしなさそうですが、直線のみのこのインクラインを走行するだけならこれで充分ということなのでしょうか。
ここのみに特化した割り切った技術に痺れます。
全長850mのあの第三トンネルで日ノ岡山を越えているようです。
右にあるポンプ室や大津の閘門など数多くの産業史跡が残されているのに見て回る時間が足りません。
宇治発電所も含めてそれを目的にしてまた訪れたいですね。
ってか来る!
蹴上から20分弱歩いて着いたのは「ロームシアター京都」
響け!ユーフォニアムで吹奏楽コンクール関西大会の会場となった場所です。
生まれ変わった新星の龍聖学院の部員たちの到着で印象深い神社仏閣のような建物に地面のタイルも劇中と一緒ですね。
滝先生の言葉では「音楽は本来他人と優劣を競う物では無い」としながらもコンクールという形式であるからには彼らは”敵”となる。
それが強く浮彫りとなるシーンでした。
やーん 香織先輩マジ天使~
結果はゴールド金賞。
だけれど全国大会には進めない”ダメ金”
北宇治の夏はここで終わったけれど、優子先輩たちにはもう次は無いけれど、この敗北を糧に成長するであろう北宇治吹奏楽部の未来を感じさせる優子部長の言葉を思い出し涙がこみあげてきます。
その⑩に続きます
その⑦の続きだよー
地下鉄に乗ったっ
もう毎日乗ったっ
日に何往復もしたっ
なにせ泊まった宿が南北に走る「烏丸線」と東西に走る「東西線」の乗換駅である「烏丸御池」駅から4分という立地だったのです。
そして改札内コンコースにあるる「志津屋」さんのパン!
もうこのカスクートが美味しくて美味しくて。
京都から帰ってきて2週間ですが、これが食べられないのがひじょーに悲しい。
カスクートに貼られていた「地下鉄に乗るっ」とのコラボキャンペーンシールが捨てられません。
自分て結構思い出に執着するタイプだったんだなー
京都市交通局アニメ「地下鉄に乗るっ」
市営自らこんな短編アニメも作っていたんですね。
京都弁がカワイイ。
止まった宿は「ハートンホテル京都」というまぁよくあるビジネスホテル。
でも、今回の旅は目的がはっきりしていてジムにプールやバーなどといったホテルライフを楽しむわけでは無いのでこれで充分といえる良い宿でした。
ホテル自体はそう新しくは無いみたいですが、リフォームが行き届きしかも的確でまったく不快なところもありません。
何度も言ってきたことですが、ぼくは観光ブームの頃の昭和の残滓がとっても苦手なのです。
(だからハトヤとか鬼怒川温泉のホテル群とかには泊まれない)
そしてベッドの上にヘンな絵が飾られていない!
コレがとっても良いポイント。
多くのホテルで頭上にあるヘンな絵。
あれなんですかね?
大抵はあたりさわりの無い絵なんですけれど、時々それが趣味に合わない絵だったりするとそれを理由に部屋のチェンジを申し出たくなります。
(まぁしないけど特に今回は4日間滞在するわけだし)
あと、絵の額縁の裏を見て御札とかが貼られていないかも確認したりしちゃいますね。
チェックアウトの時にですが……
だって入室後すぐにそれを見つけたとして満室だったらチェンジすることもできず、かといって他の宿でとびこみで部屋が取れるとも限らないので気付かないんだったらその方が良いし、でも気になるので最後の最後で確認したりしています。
今までそんな部屋に当たったことはないのですが……

水回りもきっちりちゃんと綺麗。
まぁユニットバスですが。
生まれて数十年、今までにホテルのユニットバスも何十回と入ってはいても身体をシャワーで洗ってから浴槽にお湯を張るそれまで時間はどうしていれば良いのかがいまだにわかりません。
バスローブでも着て一旦部屋で待つのか、足元から徐々にお湯で満たされていくのをマイティジャックのテーマでも歌いながら立っているのが正解なのかがわからないのです。
なので2日はホテルから徒歩4分ほどの銭湯へ。
「初音湯」と名前が良い!
もちろんミクさんとはなにも関係ありませんが。
スーパー銭湯やリゾートスパのようなものではなく、街中のお風呂屋さんなんてどのくらいぶりだろう。
ホテルの近くにはこんな建物もありましたよ。
「今日からC.H郵便社で働くことになりました自動手記人形『ドール』のM.O.M.Oです」
京都文化博物館は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の舞台のモデルとなった建物です。
ストーリーは西欧を感じる架空の国家なので立地としてはあまりにかけ離れているのだけれど建物のデザインはここを基にしたようです。
街中なので人のいない時間帯にこの写真を撮るために早起きしました。
なのに痛恨のミス。
「良き自動手記人形の証」の徽章を家に忘れてきてしまった。
ここでM.O.M.Oちゃんに付けずにどこで使うんだよーっ!
近くには飲み屋等も多く遅い時間まで人通りが途切れることはありませんでした。
面白いのは数軒挟んだ隣に本物の郵便局があったこと。
京アニがC.H郵便社のモデルを探していて、ここ京都中央郵便局にロケに来た時にすぐ近くの京都文化博物館を目にして「こっちの方が良くね?」ってなったんじゃないですかね?
まったくの想像なんですけれど。
建物の中は全然違うようです。
時間があったらこの博物館にも入りたかったんですけれどやはり3泊では全然時間が足りませんでした。
その⑨に続きます
その⑥からの続きだよ
さて、京都タワーに登りますよ。
観光客ですからね。
東京スカイツリーには未だ登っておらず、東京タワーに登ったのも1回だけなのはそこが生活圏内だから。
でも初めての街に来たからには一番高いところから見渡したいってものです。
ぼくは昭和の観光ブームの頃の残滓がとても苦手なのですが、きっと時代に合わせてリニューアルされているでしょう。
躯体は変えようが無いのでやれることは限られてはいるだろうけど。
なんて言いながらもエレベーターに乗りテンションが上がる。
この台形ともいえないいびつな四角形。
左右対称の2基一組で塔の軸の壁に沿ってにシャフトが通っていることがわかるこのカタチがもう楽しい。
それになんかんだ言ってもやっぱり目の前に大パノラマが広がると心の中で「わぁーっ」と声を出してしまいます。
下をみるとさほど高くはなく車も人もすぐそこではあるのですが、東京タワーのように現在はもっと高いビルが増えてしまい視界が遮られてしまうなんてことが無く、建築基準が厳しい京都の風景を十分に堪能できます。
あれが清水寺ですね。
ここから眺めて行った気になる。
いや、だって人多そうじゃん?
N700S系とN700A系の2車種すれ違いが撮れました。
なかなかいい鉄道写真じゃないですか?
反対側では到着するのぞみ236号が夕日に照らされ光輝いている。
神社仏閣史跡名跡を見るときよりあきらかにはしゃいでいますね。
二層になっている展望台の下の階に降ります。
3mほど下がったからってそんなに景色も変わることは無いのですが……
みんなが透けている!
どうした⁉︎
デロリアンに乗って過去に戻った何者かの行動の影響で存在が消えかかっている?
ちょうど響け!ユーフォニアム×京都タワー展望室コラボ第四弾の期間なのです。
コラボと言っても有名観光地のひとつであり、ほとんどの人はコラボ関係ない人であるからかそんなに邪魔にはならない程度の…………ってことなのだろうか?この透けっぷりは。
この第四弾で新たに描き起こされた2年生4人は夏制服。
この夏衣装でも1/3ドール衣装を出してくれませんかね。
3年生の4人も夏服。
卒業3年生は冬服。
それぞれのコラボ期間の時季に合わせたのですかね?
主人公のおーまえちゃんが入学から卒業まで3年間を追うコンテンツですからまわりのキャラチョイスによって「〇年生」という表現が都度変わります。
響け!ユーフォニアムコンテンツとは関係ないカプセル商品もちゃっかり、でもここぞとばかりに置かれていました。
①ユーフォニアム
以前スーパーのガチャガチャコーナーでこれを見かけたときに吹部の娘が商品ラインナップにユーフォニアムが入っていることがもう驚きと言っていました。
形が似ているチューバに比べてユーフォニアムは知名度が低かったのに、明らかに「響け!ユーフォニアム」アニメ以降こうした商品にもなるし、最初からユーフォニアム志望で入部してくる子も現れるようになったそうです。
コラボビジュアルではみんな一緒だったデザインをわざわざ4人バラバラに分けやがって……
4枚買わなきゃなんないじゃないかー
策略に乗ってやんよーっ!(財布を開く)
本来の目的として使われていないクリアファイル、ウチに今何百枚目だ?
ガーデンミュージアム比叡では「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」コラボを開催中。
さすがにここに行って帰ってくるとそれだけで1日の中のかなりの時間を費やすからなぁー。
もう1泊できれば行ったんだけど……

タワーを下りて京都駅に向かいます。
新幹線八条口改札のすぐ近くに
京アニショップが出来ました。
写真撮影もOKってわかってるぅー
ヤマハ楽器店とのコラボで良く見るやつだ。
このサイン入りケースがオークションにかけられたら5000兆円出す所存(それだけ出せば即売ってくれるんじゃないか?)
京都駅大階段でのコンサートに川島サファイアみどりですぅーちゃんと夏紀先輩が使った(モデルの)ギターも展示。
ユーフォニアムとどっちを買おうかなー?
(それよりVenova練習しろよ)
JR東海用に描かれた新規イラストは一般商品化されていない(JR東海のパックツアー購入で貰えたらしい)ので写真に収める。
おーまえちゃん、わりと私服ダサめだよね、いつも。
ここでもクリアファイルを購入。
アニメ化5周年の時の商品が(売り場では)最後の1枚だったので迷いは無い(在庫があるのかどうかはわからない)。
あすか先輩や部長にマジ天使~先輩がいながら奏ちんたち後輩ちゃんもいる時空が歪んだこのビジュアルで相変わらずツダケンのリア充っぷりw
「たまこまーけっと」何用に描かれた絵ですかね?
ぼくが推しの常盤みどりちゃんが描かれたグッズはこれだけでした。
アクリルスタンドがあれば欲しかったな。
このコンテンツも今年で10年か……
交流ノートがあれば足跡を残す。
やはりペンでの一発描きはヘタクソだ。
そしてメッセージも相変わらず大したことを書いてない。
夕食はホテル京阪 京都グランデのレストラン「オクターヴァ」に予約をしてあります。
ホテルの地中海料理レストランのここオクターヴァ。
宿泊している宿はここではないのですが、
オーダーした料理は「卵大好き♡久美子のオムライス」で、ドリンクは「久美子のぴんくユーフォニアム」
もうこれが美味しい。
よくある秋葉原のコラボカフェやメイドカフェでのコラボイベント、カラオケでのコラボメニュー等々とは全然違うクオリティ。
ホテルのメインダイニングですから比べるのも失礼ってものですね。
コラボメニューは当然コンテンツ料もあるのでお値段高めですが、ホテルのレストランでならこの値段も納得では?
コラボ関係なくピンクグレープフルーツのジュースをまた飲みたいよ。
2品頼んだのでブラインド配布の特典グッズも2点。
即開封。
こんなレストランで”いつもの”バリバリバリっと音を鳴らして開けるのが少し恥ずかしい。
ようこそ麗奈さんに川島サファイアみどりですぅ~ちゃん。
京都タワーと同様このコンテンツ関係ないお客さんがほとんどだろうにひっそり開催されるどころかこうして正面に堂々と展示されている。
これも今では普通の事だけれど、いつくらいの何が転換期となったのですかね。
ラブライブ! / μ’sがミュージックステーションや紅白歌合戦に出場したあたりかと思うのは単にぼくがラブライバーだからそう見えているだけですかね?
たいへん美味しゅうございました。
……………………
……………………
……………………
まぁやはり足りないわけですよ。


地下鉄烏丸線の五条駅で下車。
「真打 英多郎」さんで、
ゆずラーメンにチャーシューサラダとにんにくたまり漬けごはんでビールをブハァァァァーーーッ
はぁー
つゆわたるしみ〜
その⑧に続きます
その⑤からのつづきだよー
市街地に下り、1日700円の平等院裏手の駐車場にレンタカーを置いて計画的に歩いて回ります。
5年前に来た時は雨にたたられ消化不良に終わったので、未到達の場所にも行きたいリベンジ旅でもあるのです。
宇治川に出ました。
宇治公園が宇治川の中州となっているので散策しながらの移動です。
その中州は長さ1㎞程度ではあるのですが、西側は鵜飼船の船溜まりを作ることなく川岸に係留できるほど穏やかであるのに対して
東側はかなり流れが速く水面には白波が立つほどです。
3㎞ほど上流にある大きな天ケ瀬ダムが放流しているのでしょうか。
上流の琵琶湖とこのあたりまでは標高差が70mもあり急峻ではあるのですが、その高低差を天ケ瀬ダムで堰き止め調整しているのです。
囂々と音を立てて流れ落ちている場所があります。
11㎞上流の瀬田川洗堰から取水して、10㎞のトンネルを含む11㎞の導水路を経て宇治発電所での発電に利用されたのちにここに放出されているようです。
そんな大規模な発電所が大正2年に運用が開始され、今でも国内最大規模の水力発電量を誇っていることに驚きです。
宇治神社船着き場の石段にチューバの練習をする葉月ちゃんとそれを見守るおーまえちゃんに川島サファイアみどりですぅ~ちゃんの姿が見えますよ。
作業着を着ているようにも見えますが北宇治制服は冬服と夏服の他にもうひとつあるんですよきっと。
ヘルメット?
宇治神社に着きました。
紅葉にはまだ1月ほど早いのですが、少し色づき始めていますね。
紅葉シーズン真っ只中であればあまりにあまりに!人が多く京都旅行など出来なかったわけですが。
うさぎの口から落ちる手水で清めます。
このうさぎさんと昭和っぽい少女の絵が印象的な説明パネルも劇中に登場しましたね。
このパネルは神戸の生田神社でも見たのですが、神社本庁とかで制作しているんだろうか。
「はぁ……はぁ……なんでユーフォ持ってこなくちゃいけないんだー」
「10分遅刻!」
このシーンを見た元吹奏楽部員現市民楽団員でアルトサックス吹きの娘は「トランペットってそういうとこあるよねー 楽器搬出の時もさー」となんだか少しばかりの鬱憤があるようです。
お参りです。
祭神が菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)だそうで、北宇治高校のモデルとなった学校の校名はここからきているようですね。
その菟道稚郎子命が道に迷ったところ先導したのが一羽のうさぎで、先ほどのお手水舎や絵馬で見るうさぎはそんないわれがあるのですね。
オタク御朱印帳を持って来ていたのにすっかり忘れていました。
オタク御朱印帳というのは神田明神さんから始まり大洗磯前神社や隠田神社等で書いて頂いているのです。
次は鎌倉の浄智寺を狙っているのですがなかなか北鎌倉で途中下車する機会が無く……
「どっちが好き? さっきの神社とこっちの神社」
「私はこっちの方が好き。 渋くて大人な感じがする。 わかんない?」
さっきの宇治神社とこちらの上宇治神社はすぐそばに隣接していて二社で対を成していて、菟道稚郎子命の宮居があったところとされているとのこと。
さてと、登るか。
おーまえちゃんと麗奈さんがアニメ1期と劇場版「誓いのフィナーレ」と2回登ったエピソードがあるので聖地巡礼とては外すわけにはいきません。
舗装もされておらず石もゴロゴロしています。
なんだか柱状節理が横になって割れたような地面でとても歩きにくい箇所もある。
それを麗奈さんはミュールを履いて登っています(靴擦れ描写あり)
しかも劇中2回とも夜に登っています。
実際には照明がひとつも無い暗闇だそうで、スマホのライトアプリで照らしていたとはいえ道を踏み外すと崖から落ちて命すら危うい登山道となっています。
聖地巡礼者としてはやっぱり夜に登りたい人もいるらしく市としても注意を呼び掛けているようです。
そろそろ着くかと思い地図を見てもまだ半分も来ておらず絶望する。
地面はゴツゴツで斜度もなかなかありとてもキツイ。
夏じゃなくて良かった…………
地元のお年寄りの方々の散歩コースになっているようで何人かのじいちゃんばあちゃんとすれ違いますがこっちはもう這う這うの体です。
宇治上神社から30分弱で展望台に着きました。
木々も窓のように刈り取られ宇治市街が一望できます。
みかん飴を齧らせてくれるクール系黒髪美少女はどこ?
脳内iPhoneがトランペットとユーフォニアムの二重奏を高らかに鳴らし始めます。
平等院も見渡せますね。
一番手前が10円玉で有名な鳳凰堂ですかね?
宇治に行ったのに平等院は行っていないと言うと驚かれそうなので、これで見たことにします。
ここまで登ってくる最中ずっと雷鳴が聞こえていたのですが、とうとう降り出しました。
いっきに街が暗くなり、標高も高いわけでもないのにすぐそこで鳴っているかのような音でこの四阿から身動きが取れません。
天気予報アプリによるとじきに止むようですが。
まぁここまでわりと時間に追われてあちこち動き回ったのでこんな時間も良いでしょう。
そのおかげで天ケ瀬ダムを見に行くことは出来なくなりましたが……
30分ほど留まっていると予報通りに雨は止み下山を始めます。
結構なゲリラ豪雨だったけれど石がゴロゴロの登山道だけにぬかるんではおらず怪我無く街に戻ることができました。
あの展望台があった木々の穴はどれなんだろう?
時刻は15時半でいい感じの日の色になってきました。
アニメ劇中では学校での部活動が中心であるためにこのあたりのシーンは放課後が多く、すこし赤黄色かかった風景のほうがより聖地巡礼って感じがします。
井川用水機場横の通称「久美子ベンチ」
劇中にたびたび登場する、家では楽器を鳴らせないおーまえちゃんが練習している場所でもあります。
人はさほど多くは無くても後ろの細い道をそこそこ通りはするのですがここばかりは思い切って出してしまいます。
その為に北宇治高の制服を手に入れ、1/3スケールのユーフォニアムを組み立て、そしてこの京都宇治旅行に来たのですから。
この「久美子ベンチ」でのおーまえちゃんを再現したかった。
1/3ドールのXenosaga ep.3 M.O.M.Oちゃんをお迎えして、その顔たちや瞳の色が黄前久美子ちゃんに似ていると気付いて(思い込んで)から特徴的なくるんくるん癖っ毛ウイッグを用意して北宇治制服も購入し、そしてガレージキットのユーフォニアムも手にして待ち望んだこの1枚の写真。
ウイッグ3800円、制服13200円、ユーフォ5000円(+塗料2643円+送料600円)と総額25243円と相当な出費(足掛け3年近くにわたるので瞬間的な出費ではないのでまだ痛手は無いけれど)となってしまいましたがこれが報われた思いです。
ちょっぴり涙がこみ上げてきましたよ。
もう前から横から後ろから写真を撮って撮って撮りまくります。
ドール同伴の旅は荷物がひとつ増えます。
壊れやすいレジンキットのユーフォニアムを保護するために制作した緩衝材入りケースもかなりの大きさとなりました。
それにデジ一眼カメラに一脚と相当な重量を持ち歩く旅(しかもそれで大吉山に登る)となりましたがもうその疲れも吹き飛びました。
通行人のみなさんに「見て!うちのももまえちゃんを!」と言いたい気分です(ランナーズハイか?)
日本人はこういう時見て見ぬふりですが、外国人観光客3人(アジア系2人と西洋系1人)の方に写真にとって良いかと聞かれました。
もちろんOKです。
なんならそれをSNSにアップして欲しい。
やったよ!ももまえちゃん世界デビューだよ!!
夕方の時間に合わせてきてよかった。
ちょっと風がありユーフォニアムをしっかり保持する必要があったので演奏している指使いにはできなかったけれど、キービジュアルでよく見る抱きかかえている姿は再現することができました。
ここでいつも悩んだり笑ったり。
京アニ作品はけっこうリアルな描写で見ていて苦しくなるアニメが多いけれど、だからこそ引き込まれ忘れられない作品となってしまうのです。
もっとここでこうしていたいけれど陽が沈む前にもう一か所行きたいところがあるので移動しましょう。
宇治観光センターに立ち寄って「響け!みんなの交流楽譜(スコア)」に足跡を残します。
ペンでの一発描きイラストは上手に描けたとは言えないけれど、字もヘロヘロでたいしたことも書けてないけれど、あの忘れられない3年前の出来事から昂り続ける皆の想い同様に書き残し次の人へと繋ぎます。
相変わらずこうして終わりに近づいたタイミングで舞台探訪MAPを手に入れるw
車を止めた駐車場はおーまえちゃんちのすぐ近く。
実際のその場は木々深い森となっていておーまえちゃんちのマンションの影も形もないけれど。
マンションのモデルは六地蔵駅近くから持ってきたらしいですね。
ボコンと森にいきなり完成されたマンションが現れる様を想像するとなんだか鉄道経営シミュレーションゲーム「A列車で行こう」みたいで可笑しい。
そしてそのすぐ側の自販機。
劇中では夜で店舗のシャッターは閉まっていたけれど……
秀一くんがおーまえちゃんにキスしようとしておーまえちゃんにぶっ叩かれた犯行現場がここです。
お前ら、こんなに家のすぐ近くでいちゃついていたんだな。
宇治市街聖地巡礼の最後に訪れたのがここ、宇治川にかかる水管橋の袂です。
おーまえちゃんとあすか先輩との印象深いシーン。
いつも他人事だったりおちゃらけていたり本心からは笑っていなかったあすか先輩がおーまえちゃんの前で見せた本当の笑顔。
作中屈指の名場面の舞台がここなのです。
日の入り前の時間帯も合わせてきたのですが、残念ながら夕日は雲に遮られてしまいました。
それでも空を照らすその色は作中シーンを思い起こさせるのに十分な色彩となっています。
あすか先輩はいないけれど。
部長となり悩む日々、時々ここに来てあすか先輩にもらった楽譜にある曲「響け!ユーフォニアム」を吹いている。
そんな情景を想像して写真に収めます。
宇治って良い街だな。
沈み行く夕日と川の流れを見ながら一息。

ここには先客がいたのですが、その方に水管橋下中心の位置から写真を撮りたい旨を伝えると快く場所を空けてくれました。
その方は秋山優花里装填手のサイクルジャージを着てDE ROSAのロードバイクを走らせるナイスガイで思い出のひとつとして写真を撮らせて頂きました。
おかげで素晴らしい夕方の景色を見ることができました。
ありがとうございました。
道中お気を付けて。
この日の宇治市の日の入り時刻が17時10分。
三室戸駅近くでレンタカーを返却して京阪宇治駅まで歩いて10分。
まだちょっと宇治橋の上を「上手くなりたい! 上手くなりたい!」と泣きながら走るには少し早い時間帯でした。
人通りがあるここを泣きながら走り川に向かって「上手くなりたーいっ!」と叫ぶのは神田明神男坂を一気に(35秒のタイムで)駆け上がるよりも難易度高い。
ぼくもYAMAHA Venova上手くなりたーいっ!(練習しろよ)
劇中にもあるJR奈良線が宇治川を渡る光景。
どうせこの明るさでは列車を止められないのだから低シャッター速度で流してみる。
ブレ具合は良いんだけれど、最近の車両はUVカットガラスで車内の光が外から見ると弱いんだよね。
それに劇中よく見ていたのはこの205系ではなく221系だったかも知れない。
聖地巡礼最後の場所は京阪の宇治駅。
JRの宇治駅は前回行ったのでリベンジ旅としてはこんなもんで良いでしょう。
京阪宇治駅は本当にカッコいい。
この特徴的なアーチ状を多用したデザインはあの南海特急ラピートをデザインした建築家によるものだと知って納得です。
この駅ではおーまえちゃんと麗奈さんのキャラパネルが設置されています。
全4駅、宇治線途中駅2駅を下車して全員を収めて行きます。
改札口とホームの間のコンコースの上をJR奈良線が突っ切る構造がまた面白い。
13000系がいました!
でもヘッドマーク装着車では無かった。
今日は走ってないのかなぁ…………
床もシートもおしゃれ!
京阪乗る人おけいはん。
あ、このコラボビジュアル背景となった宇治駅と入線している13000系を見る場所に行くのを忘れていた。
でも今から行って暗いしあきらめましょう。
黄檗駅では奏ちんと梨々花ちゃんが走っている。
駆け込み乗車はおやめ下さいー
階段の手すりに遮られているけれど、かえってそれがリアルに見える……ともいえるかも。
六地蔵駅ではみっちゃんさっちゃん。
またこんな二人一組のような言い方したらみっちゃんを怒らせてしまうな。
ホーム端から京アニ第1スタジオがあった所に向いて黙とうさせていただく。
現地では周辺住民への配慮から献花台や碑などは設置されおらず京アニ公式からも跡地への訪問は控えて欲しいとのアナウンスもあることからホーム端で静かに心の中で手を合わせる。
みなさんの志は今も繋がっていて素晴らしい作品が世に出続けています。
人を楽しませあるいは人生の指針とまでしている方々も多くいるコンテンツを生み出していただいたことに感謝します。
京阪本線接続駅であり、宇治線起点となる中書島駅に到着。
かもめさん、葉月ちゃん、川島サファイアみどりですぅ~ちゃんの笑顔で聖地巡礼旅を締めくくります。
まだ18時41分。
自宅の千葉幕張とは日の入り時刻に20分の差があり体内時計が少々狂う。
(秒単位で管理される仕事柄そこそこ体内時計の正確さには自信あり)
まだ宵の口にもなっていない時間帯ですが、かなりあちこち行った日だったのでホテルに戻ります。
……………………
夕食に予定しているお店もあるのに……
隣のホームでまた跨線橋を渡らなければならないのに…………
この光に抗えませんでした。
誘蛾灯に導かれる蛾のようにふらふら~と入店。
最近は駅そばといっても改札近くコンコース等に設置されりことが多くホーム上で食べることも少なくなりました。
関東とはまた違った出汁のうま味。
ホームに止まる列車を眺めながら(乗るべき列車を気にしながら)食べる。
これこそ駅そばだなぁー
つゆわたるしみ~
その⑦に続きます
その④からの続きだよ
宇治市街に戻りまずは宇治橋西詰のサイゼリヤで昼食。
アクトパルの野外炊事場で子どもたちがカレー(多分)を作っているのを見たのでお腹が空きました。
平日とはいってもちょうど昼時ではおーまえちゃんと奏ちんが食べていた角のテーブルは空いておらず。
まぁこればかりはしょうがない。
チョイスはおーまえちゃんと同じカルボナーラと(ドリンクバーの)オレンジジュース。
他に注文したニンジンサラダは劇中では食べられていないので写真には撮らず。
「一口食べます?」とプリンを乗せたスプーンを(あざと)可愛く差し出してくれる後輩ちゃんが欲しい人生でした。
昼食を済ませ、レンタカーなので1時間に数本しかないバスの時刻を気にすることなく宇治文化センターへ。
コンテストに向けたオーディションで部員たちにくすぶっている不満を解消するために行われた麗奈さんと香織先輩によるソリスト選出最終選考が行われたホールです。
結果的に最初のオーディション結果が覆らずに部員全員は(デカリボン先輩も感情はともかく理屈の上では)納得したわけですが、もしあれで逆転してしまったらそれはそれで問題だったんじゃないかな?
再オーディションは滝先生にしては珍しく悪手だったと思うんだけど……
麗奈さんが圧倒しすぎて結果が変わることはないということが分かっていてあえてしたのかも知れないけどね。
京都府立山城総合運動公園(愛称「太陽が丘」)に入り駐車場に車を止め歩くこと10分。
第1期と劇場版「誓いのフィナーレ」でサンライズフェスティバルと称した京都府下吹奏楽部が集まるマーチングバンドイベントの会場となった陸上競技場です。
京阪電車コラボ衣装デザインはここでのシーンで着られたものがベースとなりました。
こんな構図のカットがあったような気がします。
この日は競技が行われていないのでスタンドの中には入れず柵の外からの見物です。
「誓いのフィナーレ」でおーまえちゃんが次期部長としての素養の片鱗を見せるシーンでの現場ですね。
B倉庫の文字や左の注意書き等も忠実に描かれていました。
そしてマーチングバンドの隊列が陸上トラックから出て行進する外周部。
悩みを吹っ切れた後輩さっちゃんと納得がいっていない奏ちんの表情の対比がとても良い描写でした。
おーまえちゃん、ちょっとひねくれたところがあるだけに人の裏の心も読み取れるいい部長になれそうですね。
一緒に悩んでズブズブ沈んじゃわなければ良いんだけれど。
プール!
青春アニメでは大抵描写される水着回はサンフェス会場と同じところだったんですね。
今回の聖地巡礼で来るまで知りませんでした。
当然中に入れないので外から雰囲気だけを楽しみます。
まぁ入れてもこの時期のプールは藻だらけで緑色でしょうし。
あとは街に降りて歩いて聖地を巡りましょう。
カマキリなんて何年ぶりに見ただろう。
その⑤に続きます
その③からの続きだよ
ぼくが大好きな電車のひとつがこの京阪特急用車両の8000系です。
1989年に登場とすでに30年以上が経ち、そろそろ引退と後継車の噂も出始めていますが、2017年に新造中間車のプレミアムカーを編成に組み込んだ際に今に繋がる新しい京阪のデザインスタイルへと変貌を遂げ以前に増して魅力的な車両となりました。
今回京都・宇治旅行を決めたのは京阪電鉄×響け!ユーフォニアム企画での衣装がこの8000系をモチーフにしたことなんです。
(京阪電鉄HP画面から引用)
特に胸に付けたアクセサリーが京阪特急伝統の鳩マークなところが最高なコラボデザインなわけですよ。
でも、まったく不満が無いわけではありません。
この京阪のデザインがというより基のなったアニメ劇中においてサンフェス参加でのマーチングバンド衣装デザインが、ということになるのですが、高校生の(しかも学校の吹奏楽部の活動としての)衣装なのに”ヘソ出し”っていうのが無いと思うんですよね。
このアニメキャラたちは高校生なので私服としてへそ出しルックになるのは構わないのですが、大人が指示したであろう公式な場での衣装がヘソ出しなのがどうにも気になってしまいます。
ぼくは小さな女の子が大人ばりのビキニスタイルの水着を親が着せていることに嫌悪感すら抱くのです。
親が撮ったマリリン・モンローの恰好をしたジョンベネちゃんのビデオとかそんなイメージにすら繋がってしまい、それをさせる親や大人に対する気持ち悪さと怖さを感じてしまうのです。
それは自分が今のように娘を持つ親となる前から感じていました。
ぼくが愛してやまないラブライブ!/μ’sの「僕らは今の中で」衣装だってヘソ出し部分がいただけない。
それに他はきっちりしているのでお腹だけが出ていることになんだか丈の合わない服をいつまでも着ているようでビンボーそうにも見えるのです。
またスカートのY字ラインもその中にあるであろう女性のデリケートゾーンを感じさせるようなエロさもあってそこもなんとかならなかったのかと思ってしまいます。
だいたいあのラインのせいでスカートがなんだかMSN-02ジオングみたいに見えませんか?
でも、ライン自体は8000系のゴールドラインをサンフェス衣装に合わせて配置することができたしそれを取り除くわけにもいかない。
それらを踏まえて加筆してみたのですが、
(京阪電鉄公式絵を改竄)
トップスの丈を伸ばしてお腹を隠す。
Y字ラインはT字にして縦線の位置をサイドに移す。
描いた脚に線を一本付け足しただけだったブーツを一回り太くして肌の一部ではなく上に「履いている」感を出し、ソール部の線を入れる。
そのブーツも脚の曲線そのままにせず、直線を繋いでブーツの素材の固さを表現する。
この方がカワイイと思うのですがどうだろう。
あくまで”自分ならこうする”という事なだけで、コラボデザインとしてはそれでも最高なことには変わりなく、現にそれを求めて京都・宇治まで行って来たわけですし。
まぁいろいろと理屈を書き連ねしまったわけですが結局は自分のフェチ的に夏服より冬服の方が好きということになってしまうだけなのですが……
M.O.M.Oちゃんも夏の間、露出少なめであまり涼しそうではない服ばかり着せてごめんね。
その④で旅行記に戻ります

その②からのつづきだよ
アニメ「響け!ユーフォニアム」聖地巡礼の始まりです。
本来ならばまず最初に京阪電車の”宇治駅に降り立つ”べきなのでしょうけれどいろいろと詰め込んだために時間がタイトなのです。
そこで大阪・京都をベースにするフォロワーさんのアドバイスに従い、
黄檗駅で下車から始めます。
旅行中に読めない駅名を見ると嬉しくなりますよね。
まぁこれは難読駅名というより「黄檗」という言葉を知らなかっただけですが……
(店舗スタッフさんに撮影の許可を頂いています)
駅前の「中路ベーカリー」さんでフランクデニッシュを購入。
その商品が置かれた壁にはこのようなディスプレイが。
おーまえちゃんの幼馴染の秀一くんがこのパンを下校中によく食べていました。
それは学校がある(とされている)六地蔵駅から自宅最寄り駅の宇治駅に帰る途中にわざわざ途中下車してまで買っているくらい好きなのです。
黄檗駅ホームで食べます。
アニメで最初見たときには五平餅かなにかを食べているのか?と思ったのですが、パンだったんですね。
美味しいです。
はっきりした味と下校中のおやつにちょうどいいボリュームでこれは確かに男子が好きそう。
ただデニッシュ生地なのでポロポロとカスが落ちてしまいがちで電車内で食べている秀一くんはすでに達人レベルでひとかけらもこぼさないのかもしれない。
葉月ちゃんはこれを5.6秒で完食(いつ飲み込んだかは不明)していたけれど中のソーセージも大きく余所者のぼくには無理そうです。
秀一くんへの恋に破れその悲しみを振り払う一気食いはとても切なくなります。
食べ終わる頃やってきた電車に乗り次へと進みます。
ヘッドマーク無しか……
13000系の中から1編成が京阪電車×響け!ユーフォニアムコラボヘッドマークを付けて走っているのですが、さっき反対方向にいった列車とこの列車ともに10000系。
基本的にこの宇治線では中書島~宇治間を3編成で運用しているようなので残るは1編成。
ヘッドマーク付き来るかな?
宇治駅ひとつ手前の三室戸駅で下車。
駅前にある和菓子屋さんはあすか先輩の家に行くときにお土産にした栗饅頭が売っているそうなのですがもう荷物が一杯いっぱいでこれを断念。
ニコニコレンタカーで一番安い軽自動車を借りました。
12時間まで2525円に1650円の補償を付けて合計4175円という安さ。
そんなに長く借りるわけでは無いのですが、最低時間が12時間という区切りでした。
軽自動車を運転するのは初めてです。
ナビがあるとプラス500円となり、慣れない土地なれどそんなに複雑なところには行かないのでそれはいいかなとナビ無し車を選んだのですが、ナビはともかくバックモニターが無いことに少し困った。
ここ20年くらいはバックモニターに頼り切っていて手放せない装備となっていますね。
京滋バイパス笠取ICで降りて山道を走ること5分。
「アクトパル宇治」にやってきました。
宇治市街から15分くらいではあるですが、バス路線など無い山里深い立地なのでレンタカーを借りたのです。
ここは北宇治高校吹奏楽部がコンクール前の夏季合宿で使っている施設です。
外観だけでも……と考えていたのですが、宇治市総合野外活動センターという市の施設にもかかわらず宇治市外からのアニメ聖地巡礼者の短時間訪問も受け入れてくれているので、受付で「アニメの舞台を巡っている」と言えばそれだけでOKです。
受付で入館申請書を書くとなんとスタッフの方が案内してくれるとのこと。
本来の利用者では無いのにそこまでしてくれる施設も珍しい。
というより好き勝手にうろつかれたり利用者構わず写真に撮ったりされるよりこうして管理したほうが良いとの判断なのかも知れません。
ただ施設利用状況によっては入館も断られる事もあるようで、こちらはただの物見雄山なのでそれは致し方がないところ。
カルテット4人の声優さんも訪問したようでサインがありました。
2016.6/4とあるのでもう6年前ということもありだいぶん退色も進んでいますね。
麗奈さんの飛び出し坊やがかわいい。
連れて帰りたい……
スタッフさんに案内された2階からはロビーが見渡せます。
これは夜のシーンですがなかなか再現度が高い。
さすが京アニ。
吹奏楽部の練習場所となる研修室がある廊下。
この日は子どもたちが使用中とのことで中までは見れませんでした。
でもそんな日なのに受け入れてくれてありがたい。
お風呂
利用時間ではない昼間なので暖簾はかかっておらず。
ああ……おーまえちゃんや麗奈さんが入ったお風呂から流れ出る空気……クンカクンカ(ヤバい)
ああーっ! もっと手前の自販機込みで写真を撮っていない……
デカリボン優子先輩と失言王おーまえちゃんとの重要な会話シーンなのに!
聖地巡礼はこういった後から見て「行ってない撮ってない」があるので、それでまた行きたくなります。
ここも印象深いシーンの場所ですね。
鎧塚先輩とおーまえちゃんとのシーンがここですね。
ってか夜でも出歩いてドリンク買ったり話したりこの学校結構自由だな。
自分たちのときはもっと厳しく先生に部屋に戻れと怒られたものだけど。
今の時代がそうなのか、生徒の自主性を重んじる滝先生の方針なのか。
二人の先生による見回りとか無いんだろうか。
ぼくが泊った部屋は廊下の端の角部屋だったのに見回りの足音が戻らずにそのまま通り過ぎて行ったあれは一体なんだったんろう……
関係の無い話ですが。
あ!
夏紀先輩と優子先輩が!
盗み聞き犯行現場
こんな寝静まった夜の会話でおーまえちゃんそんなに身を出さなくても聞こえるだろうに。
案の定気付かれたし。
聖地巡礼の記録を残している方の中には劇中シーンと構図や角度等を完全一致させて写真を撮っている人もいるけれど、ぼくはその場の雰囲気を感じれれば良いのでそこまではしていません。
あれ、相当に時間がかかるだろうに熱意すごいなーと思いますね。
そしてここが!
おーまえちゃんと麗奈さん(あとの2人が誰かは不明)が泊った部屋です!
はぁー クンカクンカ……(やめとけ)
座布団を出して寝転がりたいけど、部屋を見せてもらっている立場ゆえそれはぐっと我慢。
宇治市民以外でも宿泊できるようで、空いていればこの部屋を指定して泊まってみたいです。
スタッフさんに「ふたりが泊まった部屋です」案内されたという事は予約時にもそれで通じるでしょうから。
(劇中には無かったけれど)部屋の窓を開けると見事な里山風景。
案内してくれたスタッフさんが「これで戻りますけど部屋の電気や戸締りはお願いします」と、いなくなったのを良いことに、
連れてきたももまえちゃんを出してあげる。
まぁこの合宿シーンで冬制服は合わないし、劇中ここに来るまで着ていた夏制服どころかジャージやTシャツであるべきなんだけど。
ってかこんな旅館風な畳の和室にセーラー服って…………なんかいかがわしいな
(滝先生に恋人疑惑で)死んだ魚のような虚無目になった麗奈さんのようにカレーを食べたかったけれど営業しているのかどうかがわからなかった。
劇中のカレーライスは事前予約の宿泊者のみで、当日訪問者に供されるのはカツカレーだそうです。
施設建物を出て山に沿って登っていくと劇場版「誓いのフィナーレ」でおーまえちゃんと秀一くんが一度距離を置くことを決めた場所です。
夜に男女が待ち合わせるなんてほんと自由だなこの学校。
この四阿はトランペットパートの自主練場所ですね。
あすか先輩がひとりユーフォニアムを吹いているところをおーまえちゃんが見つける桜の広場です。
名前から春にはお花見スポットとして多くの人がここにシートをひきお弁当を食べたり遊んだりするのでしょうね。
キャンプファイヤー場に着きました。
合宿さなかのレクリエーションとして部員みんなで盛り上がるキャンプファイヤーを横目に
線香花火でいちゃつくくみれいの後ろの石段もありますね。
この日は子どもたちがキャンプをしていてあまりうろつくと不審者通報されかねないのでこの辺で退散して街に降りましょう。
こうして公の施設でありながらぼくたちアニメ聖地巡り者を受け入れてくれた事に感謝するとともに、これまでマナー良く問題になるような事を起こさなかった同好の士の皆さんにもありがとうを言いたいです。
トラブルがあれば受け入れ中止で施設利用者以外は立ち入り禁止となるでしょうからね。
まだまだ続きます。