昨日TBS「報道特集」を見た。
スポーツそれも昨年大いに活躍した桜ジャパンのラグビーという種目をやっていた。
しかし、報道特集が取り上げる題材だ、なんだろう・・・?
その主役は高校生のラグビーチーム。今年初めて花園に出場することになったという
紹介から番組は始った。
高校名は東京朝鮮高校。
これまで同じ高校のカリキュラム(若干の民族的な特色を取り入れた教科があるらし
いがー)なのに、高校として認められず専門学校扱いで高校総合体育大会(総体)に
参加することができなかったという。
そしてラグビー部も練習試合で相手になってくれるチームは東京都内でたった1校を
除いてなかったそうだ。
そのたった1校のラグビー部の日本人監督が今でもこの東京朝鮮高校を熱心に応援し
ているという。流石私立だ。私も務めたのが同じ私立高校、誇り高い思いであった。
しかし、自分はどうだったろうか・・・?
確かに耳にしていたこの朝鮮高校生への差別事件。チマチョゴリをカッターで切る
とかーいろんないじめがあったらしい。
校内の授業では全部ハングル語だし、正面の壁には金日成、キム・ジョンウルの写
真が貼ってある。民族教育が行われているのだ。
しかし、スポーツを一心にやっている子供たちにとってその生い立ち民族的なアイ
デンティティーは二の次のことではないのかと頭では思う。
一所懸命にゴールを目指して走ってタックルしている姿は日本人も朝鮮人もない筈。
応援して来た私立高校のラグビー監督は今年の花園にも行っていた。残念ながら敗れ
たが選手たちは清々しい顔をしていた。
日本は島国でほかの血が混ざらないで民族を形成したというのは実は違うのだ。アイ
ヌ人の血が混じり、混血はどの時代にもあった。もちろんそれは差別の歴史でもあっ
たのだがー
今は肌の黒い日本人のスポーツ選手がいるし、いろんな分野で活躍している。
昨夜のサッカーは時間が遅かったという所為もあるけど見なかった。韓国とはライバ
ルで熾烈な戦いになるはず。
試合を離れたら同じ人間同士、国境を越えた友情を培ってもらいたものだ。
朝鮮高校ラグビー部へはこれからしっかり応援していこうと思った。
最近読んだ本。
北川哲史の『白桜の剣』、六道慧の『寒鴉』、佐藤雅美の『捨てる神より拾う鬼』。
幕府御庭番を主人公にした「白桜の剣」が面白かった。ストーリーに無理を感じさせ
るところもあったのだが、ドキドキ感があった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます