とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

1年前シリーズ「3.11」

2018-03-11 19:59:34 | 1年前シリーズ
 1年前のブログを振り返る。しかし、1年前を振り返りながら7年前を振り返ることになる。7年前は生と死を見つめ、生きることの意味を真剣に考えていた。しかし、今はそんなことをすっかり忘れている。経済界と、経済界に祭り上げられた安倍政権は人間の真剣に誠実に生きることよりも「経済的な豊かさ」をごり押ししているからであり、それを日本国民も望んでいるからだ。そしてそれはほとんどの日本人が結局はあの地震の当事者ではないからなのだ。

 もう一度振り返る必要がある。

 3.11がまたやってきた。この日は必ずしっかりとあの日を思い出そう。そしてあの日からの大きな混乱も思い出そう。そして忘れていく愚かさを反省しよう。

 原発の恐ろしさをあれほど味わいながら、いまだに原発をやめられないのはなぜだ。何らかのうさん臭さがあるに決まっているのだ。そしてそのうさん臭さを生んでいるのは我々日本人全員の責任だ。

 あの日以来しばらく節電節電と言っていたのにもはや節約なんて馬鹿らしいことのようになっている。まじめに節電している人たちを笑っている人だらけになってしまった。

 あれだけ絆といいながら、簡単に人を馬鹿にするようになってしまった。

 人は忘れる生き物である。なんでも覚えていたらつらくて生きていけない。しかし忘れてはいけないものもある。
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東京大学は英語民間試験を合否判定に使わない

2018-03-11 11:14:04 | 教育
 東京大学が2020年から国立大学の受験生に課せられることになっている英語の民間試験の結果について、合否の判定材料としては利用しない方針を明らかにした。公平性に疑念が残るというのがその理由であり、妥当な判断である。しかし一方では国立大学協会は英語について、「マークシート式」と「民間試験」の両方を受験生に課し、入学者の選抜に活用することを決めており、それに反することになるので大きな問題でもある。東京大学は文科省の方針に公然と歯向かったのだ。受験生が混乱するだけという結果になるのだ。

 この問題の背景には受験産業と文科省の癒着があるのではないかと感じられるのである。この改革によって多くの受験産業は莫大な利益を得る。巨大な利権がからんでいたのである。ところがそれを隠して改革は進んでいた。中でもB社の浸透ぶりはあきらかに異常な状態である。

 我が校に来ても自社の商品を国の政策によって取り入れなければならないというようなウソを平気で言う。他校に行っては我が校が何の検討もしていない商品を、我が校が導入するというデマを流す。でたらめすぎる。これ以上何かあったら告発するしかない。

 私は現在の教育は改革すべきだと感じている。しかしあまりに議論なしに進みすぎている。方向性が勝手に決められすぎていると感じている。文科省にはもう一度足元を見つめてもらいたい。現状はあまりに改革を急ぎ過ぎていよいよ混乱しか生まれていないのだ。

 財務省、厚労省だけでなく、安倍政権の自分勝手さがここにも出ているような気がしてならない。

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