とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

映画『ありふれた教室』を見ました。

2024-07-05 05:10:33 | 映画
 現代の学校教育の困難を描いたドイツ映画『ありふれた教室』を見ました。現代の教育の困難さを見事に描いた映画でした。

 教育に情熱を持つ若手教員の話です。教員の成り手がいなく学校は人手不足です。そんな学校で盗難事件がおきます。学校側は人権を無視した捜索をおこないます。主人公の教員はその学校側の対応に疑問を呈します。主人公は独自に犯人捜しを行い、意外な犯人を見つけます。しかしその証拠は、決め手に欠いています。疑われた人物はそこをついて反撃します。そしてそこから問題は予想を超えた展開を迎えます。そして学校全体が混乱の中に陥ってしまうのです。

 現代の日本の学校は似たようなものです。常に問題を抱え、トラブル処理が頻繁に行われます。生徒も保護者も学校を信じていません。まじめな教師が一生懸命に働いても、それが報われないことの方が多い。さらに教師も多忙で、自分を失っていきます。教員の成り手は少なくなり、慢性的な人員不足に陥っています。もはや教育は崩壊寸前です。

 教員はもはや孤立無援です。生徒からも嫌われ、保護者からも嫌われ、社会からも嫌われ、同僚からも嫌われています。実際はそうでなくとも、そう思い込んでいる教員がどんどん増えています。この映画はそんな追い込まれた教師をリアルに描いています。

 この映画を見て、多くの人は学校を信じられなくなるでしょう。しかし大切なのは事実を知る事です。そしてどうすべきか考えることです。

 学校を改革するのは最優先の課題です。
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