スズメが急激に減っているというニュースを聞いた。最近、群れて電柱に停まっているいる鳥がいて、それを勝手にスズメだと思っていたのだが、確かに最近スズメとは違う。あれはムクドリだ。ものすごい数で、近くにいたら騒音だろう。スズメのいじらしさがない。
スズメの減っている原因として主に以下の要因が考えらるという。まず、都市化の進行による生息地の喪失が大きな要因である。ビルや道路の建設が進むにつれて、スズメが巣を作るための自然な環境が減少している。これにより、スズメの数が急激に減少しているというのだ。しかし私の住んでいるのは田舎だ。それは理由にはなるまい。
次に、農業の変化も影響しているという。農薬の使用が増加し、食物連鎖の中でスズメの餌となる昆虫が減少しているため、スズメが食物を得るのが難しくなっているのだそうだ。
とは言え、今一番の原因だと考えているのは温暖化によるさまざまな環境の変化なのだそうだ。確かに温暖化は様々な影響を与えている。特に繁殖期における天候の変動は、巣作りやヒナの成長に深刻なダメージを与えることがあるという。
では、なぜムクドリが増えているのか。いくつかの要因が考えられる。まず、ムクドリは適応力が強く、都市環境にも適応しやすい鳥であるのだという。都市部の公園や庭、さらには農地まで幅広い環境で餌を見つけて生息することができるそうだ。
次に、ムクドリの餌となる昆虫や果実が都市部でも豊富に存在するのだ。また、ムクドリは群れで行動するため、捕食者に対する防御力が高まり、生存率が向上する。さらに、ムクドリは繁殖力が高く、一度に多くの卵を産むことができるため、個体数の増加が比較的早いのだという。
生態系の変化をこんなに実感できるほど、人間は環境を変化させてしまったのだと考えると、人間は罪深い存在だと感じてしまう。