とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

『半分、青い』の後半はやっぱり雑なだけだったが・・・

2018-09-30 07:16:37 | TV
 『半分、青い』は前半はとてもおもしろかった。しかし漫画家をあきらめてからの展開は明らかに雑だった。最後まで見てみると、この展開は主人公ふたりをそれぞれ結婚させて、離婚させ、そして再婚させるためだけの無理やりなものだったようにしか見えない。雑な展開になって出てきたキムラ緑子、斎藤工、間宮祥太朗、麻生祐未、須藤理沙、若村麻由美さんなどは一体何のために出てきたのかわからない。使い捨てのような扱われ方でちょっとかわいそうだ。視聴者を馬鹿にしているようにも感じられた。

 最後の週はばたばたと無理やり終わらせましたという感じだった。東日本大震災をとってつけたように取り上げ、お涙頂戴していたわけだが、安直すぎる。私には被災者に対して失礼だとしか思えなかった。

 とは言え、やはり半年間の毎日放送するドラマを作り上げることはとてもむずかしいことなのであり、それをやり遂げることができたことはやはりすごいことなのだと思う。最近、質の高い朝ドラがいくつかあったので、また録画装置の質の向上により、本来ならば朝ドラを見ていなかった層まで見るようになってしまったので、どんどんハードルが高くなってきていた。脚本家は本当に大変だと思う。

 執筆中に北川悦吏子さんは入院したということであった。そういう状態ではやはり雑にならざるを得ないときもあったであろうし、病気になるほどの重圧の中で書かざるを得なかったのだとも推測される。それを考えれば、がんばって作り上げてくれたんだなと、努力を称賛するだけである。

 批判は批判として、半年間毎日楽しませてくれたことに対してとても感謝している。
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組織の機能不全 政治、スポーツ団体、そして教育

2018-09-28 10:06:54 | どう思いますか
 スポーツ界での組織不全のニュースが連日報道されている。つい先日までは政治官僚の不祥事が話題になっていた。これも政府ならびに省庁という組織の機能不全である。私が職業としている教育界においてもそれは同じであり、最近では大学入試における大混乱はあきらかに教育界の機能不全である。

 組織というのは社会にとって必要であり、組織があるからこそ社会は成り立っていくとい言ってもいい。個人の幸福も組織があってこそのものであり、組織を否定するわけにはいかない。しかし一方では組織というのは機能不全に陥りやすい。なぜなのか。

 組織は、本来は何かの目的のために構成されたものである。しかし、時間がたつといつの間にか組織維持のために機能しはじめる。本来の目的が見失われるのだ。たとえば会社などでは業績を上げ社会貢献するのが本来の目的であるはずなのに、いつの間にか社員の多くが出世しか見えなくなる。出世が目的となり本来の目的がどこかに消えてしまうのだ。この状態は明らかに機能不全である。

 多くの人がこの機能不全の中で苦しみ始める。まじめな人ほど、苦しみが強く、混乱状態に陥ってしまう。

 学校も同じである。本来時代とともに変わらなければならないのに、変わろうとする勢力は排除される。そこで変わろうする勢力は外部との連携を強めていき、非現実的な新しいもの好きの集団が形成される。一方では変化のとぼしい学校に対しては政治からの圧力がかかる。しかし変化の意味が解らない、偉くなりたかっただけの上層部は、形だけを求めて一般の教員に圧力をかける。まじめな教員は何をしていいかわからなくなる。

 大学入試改革の混乱はこんなところから生まれてきている。大相撲における貴乃花問題の混乱とも通じるところがある。

 しっかりとした見識あるリーダーが必要なのだ。優れた真のリーダーはどうやれば生まれるのか。今真剣に考える時期が来た。
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それでも貴乃花を応援したくなる

2018-09-26 16:01:04 | 社会
 貴乃花親方がついに日本相撲協会に退職の届け出を提出した。客観的に見て貴乃花にも協会にも落ち度があり、貴乃花の子供じみた行動が一番の騒動の原因のような気はする。しかし、それでもやはり貴乃花を応援したくなる。それは近年の組織優先という風潮に対する反逆であるからである。

 組織が大切であるというのは私も認める。しかし、最近の一連の官僚の不祥事などは組織を守るために正義を捨てた結果であり、行き過ぎた組織防衛である。そして日本社会はそれをよしとし始めているように思えるのだ。企業においても同様であろう。企業の不祥事が絶えることがないのも、組織優先の論理がまかり通っているからだ。

 こんな世の中だからこそ、貴乃花の行動は子供じみているがどうしても応援したくなる。こんなことを自分もやってみたい、そんな夢を抱かせるものなのだ。こういう子供じみた大人はいなければならない。世の中の変化は若い世代の反抗からはじまるのだ。

 「大人」の何たるかもしらないまま大人になって、ただ言われたままに生きているだけの坊ちゃん大人よりは、思慮がたりなくとも、純粋な思いで行動する子供じみた大人のほうがいい。がんばれ貴乃花。これからの活躍を期待する。
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言葉を捨てたらただの田舎

2018-09-23 07:33:03 | 社会
 タイトルは白崎映美さんの言葉です。白崎さんは上々颱風というバンドのヴォーカルで、そのバンドは活動歴が長く、一般的な知名度は高くないのですが多くの人に知られています。その独特の音楽性からファンも多くいます。上々颱風は現在活動を休止しているようですが、白崎さんは精力的に活動しています。山形県民にとっては地元テレビ局のさくらんぼテレビの『やまがたチョイス』という番組に月に1,2度出ているので、よく知られる存在になっています。

 最近白崎さんの講演を聞きに行く機会がありました。白崎さんは私と同じ山形県の酒田市出身です。そして酒田弁をしゃべっています。白崎さんは次のような話をしました。

 東京に出た時、方言を話すのが恥ずかしく何もしゃべることができかった。しかしどうしても方言が出てくる。その時恥ずかしくなったが、バンドメンバーから「白崎さんは根っこがあっていい」と言われ、考え方を変えるようになった。

 そして白崎さんは次のように言います。

 「文化、言葉を捨てたらただの田舎、都会のマネばっかしてたら二流の地方都市」

 名言です。地方民にとっては方言を大切にすること、そして地方の文化を作り上げる努力が必要なのだと改めて感じました。
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麻生財務大臣の下劣さはなんとかならないのか

2018-09-22 08:02:11 | どう思いますか
 自民党総裁選で一番目立ったのは麻生財務大臣の下劣さだ。このような人が日本の財政を統括する立場にいることが、経済に対する不信を生んでいるのではなかろうか。

 石破茂自民党総裁候補が自民党総裁選で善戦したのかどうか、意見は分かれるところかもしれないが、普通に考えれば善戦したと言っていいだろう。安倍総理圧勝という構図が崩れてしまった印象が強く残ったのだから、屁理屈を言ってもしょうがない。それでも麻生氏は安倍圧勝だったといってしまう。石破氏に対する礼を失する発言だ。なぜそこまで言わなければならないのか。だれがどう見ても脅しや恫喝と同じ類の発言である。

 選挙中に石破派の齋藤農林水産大臣に対して安倍陣営から圧力がかけられたことが話題になった。その後、麻生氏はそのことに対して「何が悪い」と開き直った発言をしていた。これも脅しや恫喝である。

 日本国民はこんなやくざみたいな人が財務大臣であることに不信感を抱いている。麻生氏は言う必要のない発言を繰り返し国民は何も言えなくなる。しかし国民の心には麻生氏に対する不信感、さらには安倍政権に対する不信感はどんどん蓄積されていくのだ。麻生氏や安倍氏に対する不信感は財政に対する不信である。日本が景気回復しないのはそのせいのような気がしてならない。

 麻生氏にはすべての国民から信頼されるような言動に心がけてもらいたい。まあ麻生氏が謙虚になるのはどうせ無理なんだからやめてもらったほうがいいのでしょうがね。
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