宮城県大河原町えずこホールで野田秀樹翻案、潤色して『真夏の夜の夢』を見ました。演出はシルヴィウ・ブルカレーテ。ルーマニアの演劇界の巨匠だそうです。刺激がありすばらしい舞台でしたが、もう一度見ないとよくわからない部分もありました。ぜひ再度見てこのすばらしさを自分のものにしたいと思います。
出演者は豪華です。全員紹介します。
鈴木杏 北乃きい 加治将樹 矢崎広 今井朋彦 加藤諒 長谷川朝晴 山中崇 河内大和 土屋佑壱 浜田学 茂手木桜子 八木光太郎 吉田朋弘 阿南健治 朝倉伸二 手塚とおる 壤晴彦
パンフレットに出ていたのが次の言葉です。
人は人に恋してるのじゃない。
星だの、月だの、太陽だの、
ただの石ころで着飾ったコトバに恋しているだけなのさ。
この言葉道理、原作を大きく潤色して言葉のウソとそれでも言葉に寄り縋る人間の姿を描いているような演劇でした。ただし一回見ただけではよくわかりません。ぜひテレビでもいいのでもう一度見たい作品です。
演出は刺激的です。映像や照明にとても凝っていて、リンゼイケンプのような怪しい世界を表現しています。アングラ演劇的な要素を感じます。
役者がよく演じています。鈴木杏さんはやはりすごい。