とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

石破氏と野田氏の議論に期待

2024-09-28 12:55:23 | 政治
 立憲民主党の代表に野田佳彦がなり、きのうは自民党の総裁に石破茂氏が選ばれた。ふたりに期待したい。

 ここしばらくの国政は、自民党が選挙に勝っているから自分らが何をしようと勝手だろうという態度で、議論も中途半端に事を進めてしまうし、野党は野党でただ自民党の揚げ足取りだけをしている状態だった。もちろんマスコミの取り上げ方も悪かったのは確かであるが、お互いに協力して議論を作り上げる努力はたりなかったのは事実であろう。

 自民党は選挙に勝つ事が第一命題となり、統一教会との癒着や裏金問題を引き起こした。自民党の議員は政治家ではなく、選挙屋となっていた。立憲民主党の議員は全体の構想を見ようともせず、ただ相手の失策をついて小銭拾いに終始していた。これは国民に見透かされた。だから政治に関心がなくなったのだ。

 石破氏と野田氏ならば、逃げずに議論をすることが期待できる。もちろんそういう二人は日本では異質なので、これから足引っ張りが激しくなるだろう。自民党のスポークスマンの田崎史郎は仕事を失うから、石破批判を露骨にしてくるだろうし、麻生太郎や日本会議も露骨にいやがらせをするに違いない。左翼系のコメンテーターも野田氏を財務省の犬だと批判し、立憲民主党の変化を軍国主義へ踏み出したと大騒ぎするだろう。しかしそういう足引っ張りに負けずに、議論を続けてほしい。議論をしないで、勝手に外野が騒ぐことが一番危険なのだ。

 議論を大切にすること。それこそが、日本を救う唯一の方法だと信じる。
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今年はサンマが食べられる!

2024-09-25 12:49:08 | グルメ
 秋と言えばサンマだ。とは言えここ数年不漁が続き、小さくてしかも値段が高く、食べる気にはならなかった。ところが今年は違う。値段が安いのだ。若干小さいのではあるが、それでもここ数年とはだいぶ違う。今年はすでに3回食べた。

 サンマと言えば、あの内臓の黒い部分がいい。小さいころはあの黒い部分の苦さがいやでたまらなかったのであるが、大人になるにしたがってそこがよくなる。あの苦さこそがサンマなのだ。あの内臓を取って売ってゐたり、頭を切って売っていたりするのは邪道である。

 大根おろしとサンマのセットはやはり秋の味覚の代表である。あの味が食べられるのは喜ばしい。

 近年、サンマだけでなく、スルメイカも不良だそうである。山形県民はスルメイカの足、つまりゲソの天ぷらをよく食べる。山形で天ぷらそばはゲソ天そばである場合が多い。そのゲソ天そばも値上がりが激しく食べる機会が減ってしまった。

 魚介類の不良の原因は温暖化のせいなのだろうか? それとも他国の乱獲のせいなのだろうか? いずれにしても食生活を変えるほどの不良は困る。多少高くなるのはしょうがないが、当たり前に食べられるくらいではあってほしい。
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映画『箱男』を見ました。

2024-09-23 14:33:49 | 映画
映画『箱男』を見ました。フィクションを作り出す事の意味と恐ろしさを同時に感じさせる映画でした。知的興奮を覚えました。

安倍公房の小説『箱男』は1973年に発表されたということです。私は安倍公房のファンだったので、単行本が新潮社から出版された時買った記憶があったんですが、それだと小学生の時に買ったことになります。どうも記憶がおかしくなっているようです。いずれにしても『箱男』を読んだ記憶はあるのですが、細かい内容までは覚えていなく、映画を見て改めてすごい作品だったんだと再認識させられました。

人間は誰もがフィクションを作り出す。その作り出されたフィクションには必ず「語り手」が設定されなければいけません。「語り手」はたくさんの登場人物を生み出し、パラレルワールドのような新たな世界を想像します。その世界の中で新たな「語り手」を生み出し、さらに新たな世界を創り出すことになります。一方では登場人物の中の「語り手」はもとの「語り手」に戦いをいどみ、想像世界を乗っ取ろうとする可能性もあります。メタ、メタメタ、メタメタメタ・・・・と入子型の宇宙が広がっていきます。しかもそれはそれぞれの人が作り出していくのです。

夢があると同時に、とても危険な香りもします。

難しい作品ではあるのですが、知的好奇心を満たすと共に、フィクションの可能性を示す素晴らしい映画でした。


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貴景勝引退について思う事

2024-09-20 18:35:04 | スポーツ
今日は大谷の活躍でスカッとしていたのだが、そんな時に貴景勝が引退するというニュースを目にした。

最近の相撲を見ていて一番感じるのは、むかしと違って真剣勝負となり、関取もケガが絶えなくなったということだ。パワーがものをいうようになり、体もみんな大きくなった。そのためにぶつかりあってケガをするし、土俵からの落ち方や、転び方によっては、自分の体重を支えきれなくなってケガをするようになる。、ケガのない力士なんていないだろう。どこか故障している。

公傷制度というのがあったはずだが、もうそれでは体がもどらなくなっている。今のままでは、相撲が成立しなくなるのではないかと心配してしまう。

なんらかの制度改正、もしくはルール改正が必要なのではないだろうか。公傷も一場所だけでなく、医師の判断によって期間を決めるとか、場所中も休養日を設けるとか、いろいろな科学的、医学的な見地から改革していく必要があるのではないかと思われる。

伝統も大切だが、伝統を超えるような激しいスポーツになってきたからこそ、変革も大切だ。何事も不易流行である。
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ブラックペアン2

2024-09-17 18:23:22 | TV
 今期のドラマは最初に見始めたドラマのほとんどを途中でやめてしまった。おそらくいいドラマもあったのだろうが、それは見逃してしまった。最後まで見たドラマの一つは『ブラックペアン2』である。漫画的なおもしろさで最後までみることができた。

 しかし、手術中に昔話をながながと始めるなんてありえないようなことを平気でやるとか、ホールに人を集めて生中継するとか、ありえないことばかりだった。見ながら文句を言っていたのも事実である。

 展開が無理やりで、感動の押し売りをされてしまったような気もする。

 肩の凝らないドラマで見続けることはできたが、もう少し丁寧な作りができなかったものかと思う。

 日曜劇場は「半沢直樹」以降、派手な展開のわかりやすくて痛快なドラマがメインになっている。その中でも丁寧のつくっているものと、雑な作品に別れているように感じられる。分かりやすければ雑でもいいという甘えがあるのではないかと感じてしまう。

 どんどんドラマ作りは大変になってきているのかもしれないが、少しでも時間をかけて丁寧に作り上げてほしい。
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