2016年9月3日 銀山川ダム
銀山川ダムは山形県尾花沢市銀山新畑の一級河川最上川水系銀山川にある農地防災目的の重力式コンクリートダムです。
1963年(昭和38年)に農林省(現農水省)の補助を受けた防災ダム事業により建設され、管理は山形県農林水産部が行っています。
尾花沢市街から銀山温泉の標識に従って東進、下柳渡戸から県道銀山温泉線に入りこけし工芸館を過ぎると左にダムへの分岐が現れます。
まず下流からの写真を撮ろうと試みますが、葉が茂る夏場はダムの全容を下流から見るのは厳しそうです。
いわゆる穴あきダムで、通常は堤体下部の穴から水が流れています。
ゲートは自由越流式です。
右手は管理事務所。
奥にプラント跡と思われる遺構が見えます。
有効貯水容量すべてが農地防災容量(洪水調節容量)となるため、普段はダム湖に水はためず流入量は放流ゲートからそのまま放流されます。
クレスト自由越流頂3門、放流ゲート2門を装備。
ダムの上流は
急流を抑えるためにカスケードになっており、河床は護岸されています。
葉が茂る前の春や落葉期ならもっとダムの全容を見ることができるでしょう。
味のあるダムなので季節を変えて再訪したいものです。
(追記)
銀山川ダムには洪水調節容量が配分されていますが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行うための予備放流容量が配分されました。
0430 銀山川ダム(0531)
山形県尾花沢市銀山新畑
最上川水系銀山川
F
G
21.3メートル
60メートル
263千㎥/243千㎥
山形県
1963年
◎治水協定が締結されたダム
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