2016年5月22日 大河津可動堰
大河津分水(おおこうづぶんすい)は、新潟県燕市分水地区から長岡市寺泊地区で日本海にそそぐ信濃川の分水路で、大河津分水路、もしくは新信濃川とも呼ばれています。
大河津分水は越後平野での信濃川の洪水被害を低減させるために13年の年月をかけて1922年(大正11年)に完成、分水路に自在堰がつくられました。
現在の可動堰は自在堰から数えて3代目で老朽化が進んだ旧可動堰に代わり2011年に竣工しました。
大河津分水路に跨る大河津可動堰と、信濃川本流に跨る洗堰が国交省北陸地方整備局によって一体管理される国交省直轄ダムですが、建設に際し特定多目的ダム法の適用は受けていません。
右岸上流側から遠望
油圧式ラジアルゲートを装備することでゲートビアがなく、非常にすっきりとしたデザインとなっています。
まるで砲台が並んでいるような眺めです。
制水ゲート ラジアルゲート×2門
調整ゲート ラジアルゲート×4門
フラップゲート×4門
管理橋は歩行者、自転車通行可
右岸の魚道
左右両側に3種類の魚道があります。
どう見ても砲台です。
油圧式ゲートの駆動部
大河津資料館が併設され、大河津分水の歴史や治水について学ぶことができます。
資料館では大河津可動堰など6枚のダムカードがもらえ、無料のレンタサイクルやガイドなども頼むことができます。
周辺は公園としてきれいに整備され、レンタサイクルを借りて3時間かけてじっくり見学しました。
大河津可動堰
新潟県燕市五千石
信濃川水系大河津分水路
FNA
MB
堰長 293.1メートル
国交省北陸地方整備局
2011年
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