ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

西平ダム

2016-11-14 11:24:13 | 岐阜県
2016年11月12日 西平ダム
 
西平(にしだいら)ダムは左岸が岐阜県揖斐郡揖斐川町北方、右岸が同町三倉の一級河川木曽川水系揖斐川にある中部電力(株)が管理する発電目的の重力式コンクリートダムです。
1939年(昭和14年)に揖斐川電気化学(現イビデン)によって建設されましたが、完成直後に日本発送電に接収され、戦後の電気事業再編成により中部電力が事業を継承しました。
隣接する西平発電所で最大1万キロワットのダム式発電を行います。
 
揖斐川右岸の県道254号を北上すると上流に西平ダムが見えてきます。
クレストは6門のラジアルゲート、右岸に西平発電所があります。
 
午後、太陽の角度が変わってから再訪しました。
左岸2門のゲートの色だけ薄くなっています。
 
発電所に隣接して魚道があります。
魚の遡上時期だけ水を流しているそうです。
 
発電所と減勢工。
 
右岸から
ちょうど逆光・・・。
 
導流面と減勢工。
 
天端は立ち入り禁止。
 
右岸上流から
写真では写っていませんが一番右端に取水口があります。
 
 
早朝に訪問した時はちょうど逆光、午後再訪すると朝は入れた堤体直前までのスペースはゲートが閉められていました。

(追記)
西平ダムは洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行う予備放流容量が配分されました。

1068 西平ダム(0706)
左岸 岐阜県揖斐郡揖斐川町北方
右岸         同町三倉
木曽川水系揖斐川
31.5メートル
144.4メートル
4490千㎥/1222千㎥
中部電力(株)
1939年
◎治水協定が締結されたダム


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