2016年11月5日 赤瀬ダム
赤瀬ダムは石川県小松市赤瀬町の一級河川梯川本流にある石川県土木部が管理する治水目的の重力式コンクリートダムです。
梯川は石川県第二の都市小松市を貫流し、古くから流域穀倉地帯の主要水源となってきましたが、氾濫や渇水が多く抜本的な治水対策が求められてきました。
こうした状況を受け、石川県は建設省(現国土交通省)の補助を受けた治水ダム建設に着手し1978年(昭和53年)に竣工したのが赤瀬ダムです。
赤瀬ダムは梯川の洪水調節、安定した河川流量の維持と不特定灌漑用水への補給を目的としています。
しかし、2022年(令和4年)8月豪雨により小松市街で大規模な氾濫が発生し1500戸以上が浸水するなど多大な被害となりました。
今後赤瀬ダムの運用も含め、河川整備計画の変更が予想されます。
国道8号小松バイパス東山インターから国道418号~県道161号で大杉谷川と名を変えた梯川上流に沿って南下すると赤瀬ダムが見えてきます。
陽射しが入る前だったので逆光の洗礼を受けずに済みました。
クレストにラジアルゲートが2門
堤体基部に流水型防災ダムのようなゲートがあり河川維持放流が行われています。
右岸から
堤頂長180メートルに対し堤高38メートルの横長ダムです。
上流面。
訪問時は非かんがい期ということもありほぼ空っぽ。
洪水吐導流部。
減勢工
シルの下流に2段のバッフルブロックが並びます。
天端。
右岸に管理事務所があります。
左岸から。
(追記)
赤瀬ダムは台風等の襲来に備え事前放流を行う治水協定を締結しました。
0917 赤瀬ダム(0694)
石川県小松市赤瀬町
梯川水系梯川
FN
G
38メートル
180メートル
6000千㎥/5200千㎥
石川県土木部
1978年
◎治水協定が締結されたダム
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