ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

汗見ダム

2021-12-05 10:00:00 | 高知県
2021年11月23日 汗見ダム
 
汗見ダムは左岸が高知県長岡郡本山町七戸、右岸が同町瓜生野の吉野川水系汗見川にある電源開発(株)が管理する発電目的の重力式コンクリートダムです。
早明浦ダム建設事業に発電業者として事業参加した電源開発は、発電容量確保のためダム下流で吉野川に合流する汗見川から早明浦ダム湖への導水を図ります。
その取水ダムとして1972年(昭和47年)に建設されたのが汗見ダムです。
汗見ダムでは毎秒最大7立米の水が取水され約4キロの導水路で早明浦ダムへ送られます。
 
早明浦ダムから汗見川沿いの県道264号線を約8キロ北上すると汗見ダムに到着します。
堤体は全面越流式。
手前に放流ゲートや取水ゲートがあり、バルブが見えます。
 
 
ダムの敷地は立ち入り禁止。
 
 
水利使用標識。
 
堆砂が進み貯水池はほぼ土砂で埋め尽くされています。
ダム便覧では総貯水容量7万9000立米に対して有効貯水容量2万9000立米となっていますが、実際にはもっと堆砂が進んでいるように見えます。
 
堤体右岸にある放流ゲート
その右手に取水口があるようですがカメラで捉えることはできません。
 
3618 汗見ダム(1756) 
左岸 高知県長岡郡本山町七戸 
右岸        同町瓜生野 
吉野川水系汗見川 
 
 
18.5メートル 
63.5メートル 
79千㎥/29千㎥ 
電源開発(株) 
1972年


コメントを投稿