ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

塩田ダム

2018-10-26 15:54:04 | 島根県
2018年10月13日 塩田ダム
 
塩田ダムは島根県雲南市大東町篠淵の斐伊川水系金谷川源流部にある灌漑目的の重力式コンクリートダムです。
農水省の補助を受けて1980年(昭和55年)に事業着手された塩田地区団体営かんがい排水事業の中核施設として1988年(昭和63年)に竣工しました。
運用開始後は当時の大東町が受託管理をしていましたが、その後の市町村合併により現在は雲南市が管理を引き継いでいます。
 
雲南市大東町中心部から県道268号線を南に進み大東町篠淵地区に入ると塩田ダムの標識が現れます。これに従うと塩田ダムに到着します。
右岸ダムサイトに東屋とトイレ、数台分の駐車場がありますが、ダム下へのルートはありません。
 
右岸上流から
 
ゲート付近をズームアップ。
 
木が茂り下流面の撮影もこれが精いっぱい。
洪水吐は自由越流式クレストゲート1門と農業用コンクリートではおなじみのスタイル。
導流壁は直線状。
 
かんがい排水事業とダムの説明板。
 
竣工記念碑。
 
天端から洪水吐導流部と減勢工
も後手の建屋が放流設備
減勢工には副ダムがあります。
 
放流設備をズームアップ
下流から山道が通じているようですが、この時期は草ボウボウ・・・。
 
貯水池は総貯水容量31万立米と溜池サイズ。
 
赤い屋根の建屋はトイレでその下が艇庫になっています。
インクラインはなくクレーンで昇降させるようです。
 
天端。
 
典型的な小規模農業用ダムです。
最近の農業用ダムは漸縮型堤体導流壁が多い気がしますが、塩田ダムは竣工が昭和の終わりということで直線状の導流壁になっています。
 
1761 塩田ダム(1420)
島根県雲南市大東町篠淵
斐伊川水系金谷川
39.7メートル
88メートル
310千㎥/272千㎥
雲南市
1988年



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