ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

神内池

2018-01-16 16:05:34 | 香川県
2017年12月22日 神内池
 
神内池は香川県高松市西植田町の新川水系春日川(上流では天満川)にある灌漑用目的のアースフィルダムです。
新川水系春日川流域には古くから公渕池城池松尾池、神内池の4つの溜池があり四箇池と総称されていました。
神内池は四箇池最初の溜池として1635年(寛永12年)に生駒家時代の高松藩によって築造されました。
1916年(大正5年)に上流に神内上池が竣工し池は5基となり、1969年(昭和39年)の大規模改修により現在の規模となりました。
ダム便覧ではこの大規模改修の竣工もってを竣工年度としています。
四箇池に加え神内上池、坂瀬池の6基の池を四箇池土地改良区が管理し春日川流域1100ヘクタールの農地に灌漑用水を供給しています。
 
県道43号線から眺める神内池。
 
天端は車両通行可能。
 
上流面はコンクリートで護岸
釣師が残したごみが散乱・・・。
 
天端からの眺め。
 
総貯水量138万立米の巨大な貯水池。
対岸の建物はカフェジョルダンという庭の芝桜が有名なカフェ・レストランです。
 
堤体中央の斜樋。
 
左岸の洪水吐
手前に切れ込みがあり鋼製起伏ゲートが設置されています。
起伏ゲートつきの洪水吐は同じ四箇池土地改良区が管理する城池でも見られます。
 
アングルを変えて。
 
洪水吐導流部。
 
神内池の説明板。
 
底樋は民家の私有地先だったため確認できませんでした。
 
2182 神内池(1224)
ため池コード
香川県高松市西植田町
新川水系春日川(天満川)
15.2メートル
249メートル
1160千㎥/1160千㎥
四箇池土地改良区
1635年築造
1969年大規模改修竣工


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