2017年3月18日 川代ダム
川代ダムは兵庫県篠山市の加古川水系篠山川にある多目的重力式コンクリートダムで農水省の『国営東播用水農業水利事業』によって1990年(平成2年)に建設されました。
完成後も大川瀬ダムや鴨川ダム、呑吐ダムなどとの広範な連携が必要なことから近畿農政局が管理する農水省直轄ダムとなっています。
川代ダムで取水された水は川代導水路で大川瀬ダムに送られさらに吞吐ダムや鴨川ダムを経て加古川東部の播州平野及び神戸北部の農業用水、東条川流域・東播地域・加古川下流部の上水道用水を供給しています。
東播農業水利事業の中核をなす重要なダムでダムカードも配布されていますが、堤高が9メートルのため河川法上は堰堤扱いとなりダム便覧には掲載されていません。
国道176号の丹南橋を渡ると川代ダム管理所の標識が現れ、これに従って左折すると正面に川代ダムが見えてきます。
まずは管理事務所でダムカードをもらったのち見学をします。
管理事務所前の竣工記念碑。
上流の吊橋から
左手は川代導水路の取水口。
洪水吐はローラーゲートが4門。
川代導水路の取水口
ここから大川瀬ダムへ送水されます。
天端は車両通行可能。
右岸下流から。
洪水吐ゲートは中央2門が9メートルのローラーゲート
両側2門が2段式のローラーゲートになっています。
川代ダム
兵庫県篠山市大山下
千㎥/千㎥
加古川水系篠山川
AW
MB
9メートル
95メートル
農水省近畿農政局
1990年
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