2019年5月25日 箕坪ダム
箕坪ダムは長崎県平戸市下中野町の箕坪川水系箕坪川の河口近くにある上水道用水目的の重力式コンクリートダムです。
昭和40年代に入り平戸市では本格的な水道整備が進められ、島北部の平戸中心部では1969年(昭和44年)に神曽根第2ダムと平戸浄水場が竣工しました。
しかしその後も人口増加や生活様式の近代化による水需要の増加に対処するため、新たな上水道水源として1980年(昭和55年)に竣工したのが箕坪ダムです。
ここで取水された水は神曽根第2ダム同様平戸浄水場経由で市内北部に給水されています。
平戸市主師町の県道19号『箕坪ダム入口』バス停がダムへの目印です。
バス停先の分岐を北に折れると貯水池の先に箕坪ダムが見えてきます。
ダムは河口から約500メートル、ダム越しに海が見えます。
右岸ダムサイトの竣工記念碑。
やや色あせていますが金箔仕様。
上流面
クレストは自由越流式ゲートが2門
取水設備は独特の半六角形。
減勢工
ダムの下流約500メートルがもう海。
望遠で
左奥に見えるのは生月島。
右岸の山の中腹にある遺構
建設時に使用されたケーブルクレーンの土台。
ダム湖は総貯水容量58万立米
ダム湖両岸は常緑広葉樹林が続き水源の森として保護されています。
取水設備の操作ハンドル。
天端。
左岸から下流面
フーチングの階段を途中まで下りられます。
ダム便覧には下流から遠望した写真が掲載されていますが、ダム右岸から河口へと向かう道は半ば廃道になっており無理はしませんでした。
2643 箕坪ダム(1457)
長崎県平戸市下中野町
箕坪川水系箕坪川
W
G
36.7メートル
130メートル
580千㎥/520千㎥
平戸市水道局
1979年
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