2016年12月23日 四川ダム
四川ダムは広島県福山市加茂町の芦田川水系加茂川にある広島県土木建築局が管理する治水目的の重力式コンクリートダムです。
加茂川流域では戦後に入って3度の大きな被害が発生し抜本的な洪水対策を求める声が高まりました。一方加茂川源流部には灌漑目的の大谷池がありましたが、その貯水容量は十分ではなく旱魃時には水不足が発生しました。
これらの課題に対処すべく2004年(平成16年)に完成したのが四川ダムで、加茂川の洪水調節と安定した河川流量の保持及び既得取水権への補給を目的としています。
加茂から県道21号を北上し、加茂町芦根で四川ダムの標識に従って左折すると四川ダムに到着します。
まずは下流から
クレストは自由越流式が4門、オリフィスから放流されています。
手前は取水設備。
天端は徒歩のみ通行可能、右手はエレベーター棟。
ダム湖(城山湖)は貯水容量165万立米。
減勢工
右手は利水放流設備建屋。
左岸から下流面。
右岸高台にはプラント跡を利用した展望台があります。
展望台から俯瞰。
ダム湖上流から
中央にオリフィスゲートが見えます。
(追記)
四川ダムには洪水調節容量が配分されていますが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行うための予備放流容量が配分されました。
1999 四川ダム(0746)
広島県福山市加茂町北山
芦田川水系加茂川
FN
G
59.9メートル
251メートル
広島県
2004年
◎治水協定が締結されたダム
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