ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

久木野尾ダム

2017-06-29 10:17:25 | 大分県
2017年6月17日 久木野尾ダム
 
久木野尾で『くぎのお』と読みます。
久木野尾ダムは大分県杵築市山香町にある灌漑用ロックフィルダムで、防衛施設庁の補助を受けた大分県の障害防止対策事業により2014年(平成26年)に竣工しました。
運用開始後は杵築市が受託管理を行っています。
久木野尾川源流部には自衛隊の十文字原演習場があり、演習による洪水流出率の増加と保水力の低下により久木野尾川の水量が低下、農業用水不足が顕在化してきました。
これに対処するために大分県は防衛施設庁の補助を受けた十文字原演習場周辺障害防止対策事業に着手、灌漑用水源として久木野尾川上流部に建設されたのが久木野尾ダムです。
 
東九州道速見インターから県道24号線を北上、速見インター工業団地の標識に従って右折し工業団地を抜けそのまま進むと久木野尾ダムに到着します。
下流から
左岸に洪水吐があります。
 
堤体直下も立ち入ることができます
洪水吐導流部。
 
天端は車両通行可能。
 
天端から。
 
貯水池は総貯水容量52万7000立米
久木野尾川源流奥に十文字原演習場があります。
 
上流面。
 
下流面と洪水吐導流部。
 
左岸洪水吐。
 
上流側から見た洪水吐。
 
障害防止対策事業による久木野尾ダムの建設概要。
 
前日訪問した宇佐市の香下ダムも障害防止対策事業により建設されたダムでした。
大分県には自衛隊の演習場が多く、この手のダムはまだまだありそうです。
 
3343 久木野尾ダム(1046)
大分県杵築市山香町久木野尾
八坂川水系久木野尾川
34.7メートル
232メートル
杵築市
2014年


コメントを投稿