ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

栗栖池

2017-07-21 10:18:02 | 兵庫県
2017年7月15日 栗栖池
 
栗栖池は兵庫県たつの市新宮町牧の揖保川支流栗栖川源流部にある灌漑用アースダムです。池に設置されている説明板によれば1941年(昭和16年)に受益者で組織された水利組合によって着工されますが戦争により事業は中断、戦後1952年(昭和27年)になってようやく完成しました。現在はたつの市栗栖土地改良区が管理を行っています。
 
播磨自動車道播磨新宮インターから県道と国道でたつの市新宮町牧まで北上し、牧大荒田橋バス停で左に分岐し麦子口集落を抜けると栗栖池に到着します。
池まで車で行けないことはありませんが、途中から落石が多くなったので我が家は車をデポして最後の500メートルは徒歩で池へと向かいました。
 
下流面
犬走りを挟んで2段で構成されており、堤体表面には石が葺かれています。
 

天端。
 
上流面はきれいに石が積まれています
湖畔にはモミジがあり紅葉の頃は美しい景色が広がると思われます。
 
右岸を少し上流に向かうと斜樋の機械室があります。
 
総貯水容量53万立米と溜池としてはやや大きめのサイズです。
 
左岸の洪水吐
今の時節は葉が茂り全容を撮影できません。
 
堤体左岸を導流部が下ります。
 
上流面の石積み。
 
湖畔に設置された栗栖池の説明板。
 
1478 栗栖池(1064)
ため池コード 282292142
兵庫県たつの市新宮町牧
揖保川水系栗栖川
26.7メートル(ため池データベース 25.7メートル)
90メートル
530千㎥/476千㎥
たつの市栗栖土地改良区
1952年



コメントを投稿