ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

長谷ダム

2017-07-21 11:28:40 | 兵庫県
2017年7月15日 長谷ダム
 
兵庫県には『長谷ダム』が2基ありますが、神河町の長谷ダムが『はせ』と読むのに対して、こちらの長谷ダムは『ながたに』と読みます。
長谷ダムは兵庫県たつの市新宮町光都の千種川水系長谷川にある兵庫県営の治水目的の重力式コンクリートダムです。
1980年代から兵庫県たつの市、上郡町、作用町にまたがる吉備高原東端部分を切り開く播磨科学公園都市開発事業が進められ、開発に伴う流出量増加に対処するために1991年(平成3年)に竣工したのが長谷ダムです。
長谷ダムは長谷川の洪水調節に加えて既得取水権としての灌漑用水の補給、安定した河川流量の保持を目的としています。
 
県道44号線通称播磨テクノラインを北上し、西播磨総合庁舎入口をやり過ごすと長谷ダムへの標識が現れます。これに従って右折するとダムに到着します。
まずは下流から
クレストに自由越流式洪水吐が2門、オリフィスゲートが1門のよくあるゲートレスダムです。
この日はオリフィスから放流していました。
 
ダム直下まで接近できます。
 
左岸天端わきの竣工記念碑。
 
ダムの説明板。
 
下流面。
 
車止めがあり天端は歩行者のみ通行可
ダム湖を周回できるようです。
 
天端から減勢工
右手は利水放流設備です。
 
ダム湖(深山湖)は総貯水容量24万立米と溜池サイズ。
 
左岸の管理事務所。
 
右岸上流から。
 
長谷ダムのほか、播磨科学公園都市周辺には4基の防災調整池がありますが、今回はその存在を知らずスルーしてしまいました。
 
3015 長谷ダム(1065)
兵庫県たつの市新宮町光都
北緯34度56分34秒,東経134度26分30秒
DamMaps
千種川水系長谷川
FN
30.3メートル
125メートル
240千㎥/215千㎥
兵庫県土木部
1991年



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