ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

神沢川砂防堰堤

2016-05-23 10:30:00 | 新潟県
2016年5月21日 神沢川砂防堰堤
 
神沢川砂防堰堤は新潟県長岡市山古志東竹沢の信濃川水系神沢川にある重力式鋼製セル型砂防堰堤です。
国道291号を走っていてたまたま見つけました。
2004年に発生した中越地震で震源に近い旧山古志村では各所で土砂災害が発生し、神沢川では斜面崩壊により川が塞がれ天然のダム湖が形成されました。
このため大雨の際に土石流が発生の危険性が高まり、これに対処するために建設されたのが神沢川砂防堰堤です。
緊急度の高い事案のため、施工期間が短期で済むセル方式が採用されたようです。
 
初めて見るセル方式の砂防堰堤
円筒型のセルが5基並んでいます。
 
まるで貯水タンクが並んでいるような眺め
 
中央のセルだけ少し低くなっており、ここから越流しています。
 
上流側から
手前が背の低いセルで、上から見るとマンホールの蓋のようです。
 
砂防堰堤周辺だけでもこれだけの地滑りの跡が残っています。

神沢川砂防堰堤
新潟県長岡市山古志東竹沢
信濃川水系神沢川
砂防堰堤
重力式鋼製セル型
14.5メートル
85.3メートル
国交省北陸地方整備局
2006年


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