2016年1月24日 利根川河口堰
利根川河口堰は茨城県神栖市と千葉県香取市東庄町の利根川にまたがる水資源機構が管理する多目的可動堰です。
利根川流域の塩害防止と、首都圏への水の供給を目的として水資源開発公団によって1971年(昭和46年)に建設されました。
利根川河口から中流域にかけては高低差がほとんどなく高潮発生時は河口から40キロ上流の香取まで塩分が遡上することもあり、流域各地で塩害が発生していましたが、河口堰の完成により塩害の発生は大幅に減少しました。
一方利根川の水を堰き止め北千葉導水路経由で江戸川に転送して東京や埼玉への送水が可能となりましたが、バブルの崩壊や人口増加の終焉により送水能力に対して10%程度の送水しか行われていません。
利根川河口堰と隣接する常陸川水門は県道260号線が走っています。
支流の黒部川水門。
右岸下流から
両端に調節門2門 中央に制水門7門の計9門の水門があります。
右岸の魚道。
左岸の閘門。
閘門と左岸側の魚道。
調節門。
制水門。
0552 利根川河口堰(0212)
左岸 茨城県神栖市太田
右岸 千葉県香取郡東庄町新宿
利根川水系利根川
FNAWI
FG
7メートル
834メートル
90000㎥/50000㎥
水資源機構
1970年
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