2021年5月21日 大谷ダム
大谷ダムは島根県松江市東忌部町の斐伊川水系大谷川にある松江市上下水道局が管理する上水道用水目的の重力式コンクリートダムです。
松江市の水道事業は1918年(大正7年)の千本ダムおよび忌部浄水場の完成とともに開始され、以来市域の拡大や人口増加に対応して11次の拡張事業が実施されました。
大谷ダムは1953年(昭和28年)に着手された第6次拡張事業の中核施設として1957年(昭和32年)に竣工、千本ダムに次ぐ松江市水道事業2番目の貯水池として運用が開始されました。
大谷ダムで貯留された水は千本ダムともども忌部浄水場経由で市内に給水されています。
千本ダムから県道松江木次線を南下し、千本バス停で左手の町道に入り大谷川沿いを南に進むと大谷ダムに到着します。
ダム撮影のスペースがなく、広角レンズで何とかフレームに収まります。
洪水吐はクレスト自由越流頂3門だけ
あまり放流がないのか?導流部はいい按配に苔生しています。
向かって左手(右岸)は放流設備。
ゲートをズームアップ。
上水用水源ということで堤体や貯水池のガードは厳しく、ここ以外に見学ポイントは見当たりません。
グーグルの空撮写真によれば昭和20年代のダムらしく堤体上流側に半円形の取水設備が設けられています。
(追記)
大谷ダムは洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行う予備放流容量が配分されました。
1624 大谷ダム(1736)
島根県松江市東忌部町
斐伊川水系大谷川
W
G
35メートル
101メートル
1422千㎥/1328千㎥
松江市上下水道局
1957年
◎治水協定が締結されたダム
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