ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

大鋸屋林道溜池(打尾谷ため池)

2016-10-03 10:19:34 | 富山県
2016年9月22日 大鋸屋林道溜池
 
大鋸屋林道(おおがやりんどう)溜池は富山県南砺市大鋸屋の小矢部川水系山田川右支流打尾川にある灌漑用溜池で、1931年(昭和6年)に大鋸屋地区、林道地区によって築造され、大鋸屋林道土地改良区を経て現在は統合した城端土地改良区が管理を行っています。
2011年(平成23年)に農業用水水源地域保全対策事業で整備され現在の姿になっています。
現地の案内板では『打尾谷ため池』と表記されています。
 
南砺市打尾地区で南砺スーパー林道を南に折れ送電鉄塔を目指します。送電鉄塔からはダートになりますがすぐに右手に大鋸屋林道溜池が見えてきます。
堤体はきれいに刈り払われています。
 
上流面。
前々日の大雨で水は濁っています。
 
ため池
朝霧で幻想的な風景になっています。
 
右岸の斜樋。
 
左岸洪水吐。
大雨の影響で水位が上昇し越流しています。
 
下流面。
堤体を斜行して道があります。
 
取水設備からの吐口。
 
取水口からの導水路。
ここで用水路と打尾川に分水されます。
 
減勢工の先は小さな滝になっておりこのまま打尾川となります。
 
再び天端に戻ると朝霧は少し晴れてきました。
ため池のインレットは砂防ダムになっているようです。
 
0826 大鋸屋林道溜池(0599)
富山県南砺市大鋸屋
小矢部川水系打尾川
19メートル
99メートル
城端土地改良区
1931年


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