ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

菅生ダム(再)

2017-03-31 15:33:21 | 兵庫県
2017年3月26日 菅生ダム(再)
 
菅生ダムは兵庫県姫路市夢前町の揖保川水系菅生川にある兵庫県営の治水目的の重力式コンクリートダムで、菅生川の洪水調節と河川流量の保持を目的として1978年(昭和53年)に建設されました。
当初はローラーゲート2門を備えていましたが2010年(平成22年)にかけて再開発され、クレストはゲートレス化されるとともに左岸に堤趾導流壁が追加されました。
 
菅生ダムは県道411号線沿いにありアプローチは容易です。
まずは下流から
クレストのローラーゲートが撤去され自由越流式洪水吐が並びます
コンクリートの色が違うので再開発された部分がよくわかります。
 
右岸上流から
いかにもゲートがあったことが伺える形状
対岸は管理事務所。
 
下流面。
こちらから見てもコンクリートの色が違うため再開発された部分がよくわかります。
 
天端は車両通行可能
ゲート部分だけクランクになっています。
 
クレストゲートを上から。
 
導流部と減勢工
導流部下部に減勢目的のデフレクターが設置され越流した水が三方に割れています。
 
再開発による自由越流式クレストゲートは左岸川に設置されたため、堤趾導流壁も左岸のみ増設されました。
フーチングを流下した水の減勢目的で減勢工左側にバッフルピアが3基並びます。
 
明神湖と命名されたダム湖は総貯水容量195万立米。
 
再開発で追加されたクレストの自由越流式洪水吐。
天端道路が扶壁上にあるので、越流部が上流側にせり出した珍しい形状。
 
管理事務所前には兵庫県営ダムではおなじみのタイムカプセル。
 
左岸に公園があります
期待した展望は得られませんでしたがプラント跡にはケーブルクレーンの滑車跡がありました。
 
1505 菅生ダム(元)
兵庫県姫路市夢前町莇野
揖保川水系菅生川
FN
55.7メートル
157メートル
1950千㎥/1700千㎥
兵庫県県土整備部
1978年
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3622 菅生ダム(再)(0895)
兵庫県姫路市夢前町莇野
揖保川水系菅生川
FN
55.7メートル
157メートル
1950千㎥/1700千㎥
兵庫県土木部
2010年再開発竣工



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