ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

吉松新池

2017-06-28 16:05:48 | 大分県
2017年6月17日 吉松新池 
 
吉松新池は大分県国東市安岐町吉松にある灌漑用アースダムで、ダム便覧によれば1884年(明治17年)に吉松区によって建設されました。現在も安岐町吉松地区が管理を行っています。
 
ダム便覧では吉松新池は位置未確認となっていますが、位置データとして緯経度は提供されています。
これに該当するのが地図の溜池です。
実際に現地でこの池を見るとダム便覧に記されたデータと、目視ながら確認したこの池のサイズはほぼ一致しますのでここが吉松新池で間違いなさそうです。
 
吉松新池は大規模農道『オレンジロード』の志和利トンネル南口にあり『南星生コン』が目印になります。
堤体上をオレンジロードが走っています。
 
天端にあたる部分はセメントで固められています。
 
ダム便覧では総貯水容量11万1000立米の貯水池
目視ながらほぼそんなものでしょう。
 
左岸の池栓
石積みの池栓、こんなの初めて見ました。
 
 
真上から
どうやら石を積んでセメントで固めてあるようです。
 
上流面も石積みで護岸されています。
もしかして1884年(明治17年)の代物?
 
右岸から
湖面から伸びるホースは??
 
下流面は鬱蒼とした藪になっており下流側からの確認はできません。
それと洪水吐に当たるものが見当たりませんでした。
上の写真のホースがそれに代わるものなのか?
 
2728 吉松新池(1043)
大分県国東市安岐町吉松
安岐川水系吉松川
15.4メートル
70メートル
安岐町吉松地区 
1884年


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