ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

青下第1ダム

2016-04-11 12:00:00 | 宮城県
2016年4月9日 青下第1ダム
 
青下第1ダムは、仙台市の上水道水源として広瀬川の支流青下川に1933年(昭和8年)に建設された3基のダムの一つです。
第1ダム、第2ダム周辺は仙台市水道記念館として整備され、仙台市の水道の歴史がわかる資料館があるほか、公園や遊歩道が整備されています。
第1から第3ダムはそれぞれ玉石コンクリート造玉石貼りで、その歴史的価値から国の登録有形文化財に指定されているほか、近代土木遺産、近代水道百選にも選ばれています。
さらに青下第1ダムは日本を代表するダムの一つとして日本100ダムにも選定されました。
 
県道263号に仙台市水道金館への案内板があり、それに従って市道を北上するとすぐに右手に仙台市水道記念館が見えてきます。
水道記念館でダムカードをもらい、資料館を見学したあと第1ダムへと向かいます。
 
第1ダムへ向かう遊歩道の左にある旧管理事務所
北海道によくあるタイプの灯台に似ています。これも登録有形文化財。
 
水道記念館から遊歩道を下るとすぐに第1ダムに着きます。
全面越流型の堤体の上に青下橋と呼ばれる管理橋がかかっています。
 
玉石ではじける水の飛沫を高速シャッターで撮ってみました。
 
副ダムも石貼りです。
 
 
 
中原浄水場へ送水する隧道入口。
 
取水塔、これも登録有形文化財
もちろん現役です。
 
青下ダム記念碑。
 
0299  青下第1ダム(0299)
宮城県仙台市青葉区大倉
名取川水系青下川
17.4メートル
43.4メートル
114千㎥/106千㎥
仙台市水道局
1933年


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