ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

子撫川ダム

2016-10-03 15:00:00 | 富山県
2015年12月15日 子撫川ダム
2016年09月22日 
 
子撫川で『こなでがわ』と読みます。
子撫川ダムは富山県小矢部市の小矢部川水系子撫川にある富山県営の多目的ロックフィルダムです。
蛇行を繰り返し豪雨のたびに洪水被害をもたらした子撫川の洪水調節、小矢部市、高岡市、氷見市への上水道供給のほか安定した既得取水権の確保を目的として1978年(昭和53年)に建設されました。
現在は河川維持放流を利用して管理用の小水力発電もおこなっています。
 
小矢部市街から子撫川に沿って県道74号を北上、宮島温泉の二股をダムの標識に従って右手に進むと子撫川ダム右岸に到着します。
天端と上下流面
天端は関係者以外車両通行禁止(2016年9月22日)。
 
下流面(2016年9月22日)。
 
左岸に洪水吐と管理事務所。
 
天端を進むと目につくのが5本の突起が付いた独特の洪水吐。
ウミウシ!!
 
どうしても洪水吐に目が行ってしまう。
 
職員の方にこの突起について質問しましたが『わからない』とのこと。
フェイスブックのダム部でこれは越流の際の振動を抑えるスポイラーだと教えてもらいました。
 
サイズは違いますが同じ富山県の上市川第二ダムの洪水吐にも同様のものがあります。
 
クレストはグリーンのラジアルゲートが2門。
 
洪水吐導流部と減勢工(2016年9月22日)。
 
下流から
45メートルの堤高に対してずいぶん立派な立派なゲートと導流部
洪水吐に沿って桜が植えられており、春は素晴らしい眺めになるそうです。
 
ゲートをズームアップ。
 
ダム湖上流から(2016年9月22日)。
 
とにもかくにも洪水吐の突起が特徴の子撫川ダムです。
 
0863 子撫川ダム(0115)
左岸 富山県小矢部市下屋敷
右岸      同市別所滝
小矢部川水系子撫川
FNWP
45メートル
224メートル
6600㎥/6000㎥
富山県土木部
1978年


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