ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

木瀬ダム

2017-03-03 10:21:01 | 愛知県
2017年2月26日 木瀬ダム
 
木瀬ダムは愛知県豊田市の矢作川水系木瀬川に1999年(平成11年)に建設された愛知県営の多目的重力式コンクリートダムで、木瀬川の洪水調節、既得取水権への補強及び河川流量の維持、豊田市北西部への上水道の供給を目的としています。
『しらさぎ湖』と名付けられた貯水池は貯水容量64万4000立米の規模で、いわゆる生活貯水池です。
 
国道419号から県道13号に左折して北上すると木瀬ダム直下を通過します。
堤高33メートルの小規模なゲートレスダムです。
オリフィスから放流をしていました。
 
堤体直下は小公園になっており駐車スペースもあります。
 
堤体直下まで接近できます。
 
県道から管理道路に入るとダムサイトに到着します
左岸から。
 
天端高欄には地元の伝統行事や自然を紹介する陶板が嵌め込まれています。
 
ダム湖(しらさぎ湖)。
 
減勢工
手前は利水放流設備です。
 
天端は歩行者のみ通行可。
 
右岸から
手前は取水設備、奥は管理事務所。
 
上流から。
 
よくある自治体ダムですが、最近アースダムや溜池ばかり見学していたので非常に新鮮な木瀬ダムでした。


(追記)
木瀬ダムには洪水調節容量が配分されていますが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行うための予備放流容量が配分されました。
 
3126 木瀬ダム(0847)
愛知県豊田市三箇町
北緯35度13分30秒,東経137度13分36秒
DamMaps
矢作川水系木瀬川
FNW
33メートル
192メートル
644千㎥/579千㎥
愛知県建設局
1999年
◎治水協定が締結されたダム



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