早いよ
2015-10-27 | 日記
スカイプ経由で送ってくれました。Lindaの部屋の前にはこれが飾ってあるようです。ここでも大文字と小文字がごちゃ混ぜですね。
ただし、ここで説明されている通り、本当は彼女の姓はまだ "Velásquez Jiménez" のままです。ところで、6ヶ月を過ぎると改姓に家庭裁判所での手続きが必要になるとは知りませんでした。ならば何としてもそれまでに来てもらわないと・・・・・
↑これ何か分かりますか?
若い人は表紙をめくっても首を傾げるかもしれませんね。もうほとんど使われていませんから。10年以上前に滋賀銀行で買った500米ドル分(20ドル5枚、50ドル4枚、100ドル2枚)の旅行小切手(トラベラーズチェック、略してTC)です。
購入の控えも残っており、カーボンコピーが消えかかってはいますが辛うじて読めます。2005年2月18日とありますから私が初めてナミビアへ行く少し前のことですね。事情がまるで分からない国へ行くということで、万一盗まれても大丈夫(再発行可能)であることを考慮し1000ドル分持って行ったのですが大失敗でした。北部の街で両替を試みたところ、長いこと待たされた挙げ句、なんと小切手の1枚1枚に数ドル(率でなく定額!)の手数料を取られたため大損。(2割ぐらい減ってしまったかな? ちなみに同国へ渡航するなら当時も今も日本円のキャッシュだけで十分です。下手に米ドルに替えたりすると確実に損をします。)
これに懲りたため500米ドル分は手付かずのままとなったのですが、以後ナミビア以外の国へ出張する機会が全くなく残ってしまいました。(ラスベガスでは今でも普通に使えるという話ですが行きたくもないし、空港や機内で免税品を買う場合も受け取ってくれるという話ですが、贅沢品を何万円分も買う気はしません。)8月のミシガン出張で「ついに使用のチャンス到来」と思ったのですが・・・・・ウォルマートでの支払いに使えるか訊いてみたところ「アメックス(American Express)ならOK、他はダメ」の返事。(後悔先に立たずですが、その時「では銀行へ寄りましょうか?」というコーディネーターの先生のお言葉に甘えておけば良かったのかもしれません。)
その翌月ですが、いくら何でもニューヨークなら大丈夫だろうと思っていました。結婚式の前日にLindaの案内で世界の金融地区として有名なウォール街を訪れた際、銀行と両替屋を数店回ってみたのですが、結果は全滅でした。やはりアメックスでなければ受け取れないとのことで仕方なく日本へ持ち帰りました。
そこで改めて換金方法を探してしてみたところ、既に日本国内での販売は2014年度末で終了しており、販売された分の買い取りについても銀行は続々と中止に踏み切っているとのこと。空港などで店舗を構えている外貨両替専門店トラベレックスのサイトもあたってみましたが、あいにく私の持っているMaster CardのTCは買い取りの条件に合致せず。ちょっと焦りました。そうなると買った滋賀銀行へ持って行くしかないのかな、と考えて検索したところ、何と!
2009年9月末の販売に続き、買い取りも昨年9月をもって終了していたとは知らなんだ。愕然です。
が、天下のMaster CardやVISAのお墨付き、しかも有効期限なしとして販売したものを一方的に交換停止にするなどというふざけた真似が許されるはずはありません。それで「とりあえず直接訊いてみよう」と気を取り直し、購入したH支店に電話で問い合わせてみたら、Master CardのTCでもBank of Americaまたは(名前は忘れてしまいましたが)どこかの生協(CO-OP)の文字、あるいはトーマス・クック(Thomas Cook)という人の肖像画の印刷されていないものなら買い取ってくれるとのこと。「ややこしいこと言うなあ」とは思いましたが、調べてみたら幸いにも該当していなかったのでホッと一息。昨日の昼休みに換金に行ってきました。
「滋賀銀行ならどの支店でもOK」ということだったので足を運んだのはより大学に近いO支店です。(が、今思うに少々遠くても話が済んでいたH支店へ行くべきだったのかもしれません。)通常の窓口ではなく写真右手奥にある「ご相談」のコーナーに回されましたが・・・・・
いきなり目に入ったのは例の案内。大丈夫かな?
当日の交換レートが表示されていましたが、おそらく私に適用されるのは一番右の「外国通貨」と思われ、片道3円、往復だと6円もの法外な手数料を取られます。(本当ならTCから直接ドル現金に換えてもらえると一番ありがたいのですが、それは不可能でいったん円に変えてからドル現金にする必要があるとのこと。要はキッチリ6円分目減りするということです。アホクサ。前もって2005年2月18日のレートを調べてみたところ、1ドル=105円前後で今の方がかなり円安に振れていますから、極悪レートでも損をすることは決してないのですが・・・・やはり癪です。ボリビア渡航のため米ドル現金はいくらでも欲しいところですから。)
対応した行員さんは本当に換金しても良いのかの確認と番号の照合のため何度も長電話をかけていました。結局この人と同じくらい待たされることになりましたが、ようやくOKが出たので全てのチェックにサインをして無事に換金終了。
嬉しい誤算がありました。買取計算書の控えを2枚もらったのですが、最初のは間違ってドル現金の交換レート(実勢レート-3円)を適用してしまったものであり、正しい方はTC用レート(実勢レート-1円)で計算してあるとの説明でした。(もともとTCは購入時の手数料が1%で済み、両替する際にも現金より良いレートが適用されるという理由で少々の使い勝手の悪さには目をつぶって買ったことを思い出しました。)1000円弱ながら余分に受け取ることができたので、ちょっと得をした気分です。
何にしても紙くずにならなかったのは本当にラッキーでした。万一まだTCをお持ちの方がおられたら1日でも早く換金されることをお薦めします。いつ何時完全中止になるか判りませんので。
追加情報
ドル現金が必要な場合に私が最近もっぱら利用しているのは、とある専門業者さんです。時間は違いますが昨日夕方のレートがこれ↓
米ドル購入のレートは銀行より3円も安い!(時々このようなお値打ちレートが提示されることがありますが、そうでない日でも利ざやは片道1.5円に抑えられており、市中の金融機関と比べたら断然お得です。)しかも10万円以上の両替ならば宅配手数料も向こう持ち。それゆえこれまで5回ほど依頼したことがありますが、これまでのところトラブルは一度もありません。(このような業者を他にもう一つ知っていますが、今そちらは外貨売却のレートが結構いいですね。)
なお、他に片道わずか20銭+500円の手数料で外貨を手に入れることができる方法も知っています。ただし、そのために(一般的とはいいがたい)口座を開設しなければならないし、手続きも少々ややこしい。加えて空港での受け取りオンリーなのでここでは紹介しません。