骨董品

昭和を代表する名棋士の一人、故塚田正夫名誉十段は詰将棋創作の名手でもありました。その実戦型の初期配置（例えばこんなの）は非常に取っつきやすく、今でも愛好家から根強い人気を集めています。かつて私が定期購読していた「近代将棋」（後に廃刊）の「塚田流エッセンス」（上下２冊）という付録をパラグアイに持って行き、暇な時に格闘していたのも懐かしい思い出です。（判ってみれば平成元年３月号と４月号でした。私がスペイン語の派遣前訓練を受ける直前ですね。ついでながら国は違うものの私と同じようなことを書いているブログを見つけました。）

それらが行方不明になってしまったので（覚えてないけど寄贈したのかも？）、後にこの単行本を買い求めました。（なお、とうの昔に絶版です。こちらの文庫判も同様ですが、まだ手に入れやすいかも。）もちろん主要な作品は網羅されているのですが、先の付録で見た問題（見た目は易しそうなのに実は難問）がいくつか欠けているように私は思いました。それで数年前から物色を始めたのですが・・・・

いつかメルカリで見つけた時に買ってしまうんでした。（購入直前にSMS認証が必要と判って断念。これだったかな？）最近は値上がりが著しく、とても手が出ません。これだって十分高いと思うのに、とうとうボッタクリ出品まで。こんなん誰が買うんだ？

追記
　驚いたことにそんなんでも落札されてました。（出品者はどれも同じですね。それにしても200円とか300円から始まってんのに・・・・そこまでして欲しいかあ？）今回の開始価格は過去最高のようですが果たして？