まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

12月 新しく買った本

2017-12-21 19:00:48 | 文庫のページ
新しく買った本
①『グリムのむかしばなしⅡ』 ワンダ・ガアグ 編・絵 松岡享子 訳 のら書店 2017.11
日本では『グリムのむかしばなしⅠ』と『グリムのむかしばなしⅡ』の2冊になっていますが、原書は1冊です。200余りあるグリムの昔話からガアグが16話を選んで、再話し、絵をつけた昔話集です。『Ⅱ』には「ブレーメンの音楽隊」「ラプンツェル」「漁師とおかみさん」など9話が収めてあります。
ガアグの絵本は『100まんびきのねこ』や『すんだことはすんだこと』など何冊も翻訳されていますが、この『グリムのむかしばなし』については堀内誠一さんの『110人のイラストレーター』で、初めてさし絵を見た時から出版を楽しみにしていました。原書出版から80年以上たった今年、松岡享子さんの訳で出版されました。昔話をたくさん聞いて育ったガアグの再話も楽しく、絵もお話もどうぞ楽しんでくだい。
②『角野栄子の毎日いろいろ』 角野栄子 角川書店 2017.3
『魔女の宅急便』を書かれた角野栄子さんの暮らしの様子がたくさんの写真と文章で綴られたすてきな本です。1935年1月1日生まれの角野さんは現在82歳。2001年から鎌倉にお住まいです。いちご色が大好きとおっしゃる角野さん。本棚も壁もいちご色で美しく、玄関に置かれた子ども用の椅子と小さなチェストも楽しいです。
暮しのあちこちにあふれるおしゃれな生活が魅力いっぱいに紹介されています。角野さんの年譜と創作リストもついています。角野さんについてもっと知りたい方には『ファンタジーが生まれるとき』(岩波ジュニア新書)、『トンネルの森1945』(角川書店)もおすすめです。
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寄贈本 12月

2017-12-21 18:25:21 | 文庫のページ
寄贈本     ありがとうございます。
◆汐﨑順子さんからいただきました。
①『この本読んで!』冬 第65号
          一般財団法人出版文化産業振興財団 2017.11
年4回発行の季刊誌です。64号から「つなぐつながる子ども文庫」の連載が始まりました。1回目は松岡享子さんと汐﨑順子さんの対談で、65号から汐﨑さんが全国の文庫を紹介していくのですが、その1回目に「まつお文庫」を取りあげていただきました。文庫の40周年の年に、このようなかたちで文庫を取りあげていただきうれしく思いました。
②『石井桃子 生誕110年記念特別展 ~心にのこるおくりもの~』
          杉並区立郷土博物館 2017.10
今年は石井桃子さんの生誕110年の年でした。杉並区立郷土博物館で大きな特別展が開かれ、その時の展示図録です。石井さんについて興味深い資料もたくさん掲載され、石井さんを知る貴重な1冊です。
◆野口ともさんからいただきました。
「あそぼう、あやとり」
          野口とも監修 ベースボール・マガジン社 2017.11
震災の時にいろいろお世話になった「国際あやとり協会」の野口さんからお電話をいただいて、文庫でのあやとりについて書かせていただきました。本の最後に、全国各地であやとりを楽しんでいる会の紹介があって、そこに載せていただきました。とても光栄です。
◆長野ヒデ子さんからいただきました。
①『とのさまサンタ』 作・絵 長野ヒデ子 本田カヨ子 あすなろ書房 2017.12
今の季節にぴったりの楽しい絵本です。お城をツリーのように飾ったり、お城に煙突をたくさん立てたり、最後はサンタクロースになって空を飛んだり(?)、という愉快な殿様のお話です。この絵本は1988年に佑学社から出版され、2000年にはリプリオ出版から出版され、今回、絵をすべて描きなおし、文章にも手を入れて、あすなろ書房から出版になりました。
②『もちづきくん』  中川ひろたか/長野ヒデ子 チャイルド本社 2017.12
これも今の季節にぴったりの絵本です。猫の手も借りたいぐらいの忙しい季節、本当に猫に手伝ってもらって、餅つきの出前サービスをする「もちづきくん」の楽しい話。「もちづきくん」が餅を搗く場面には仕掛けがあって楽しめます。みんなで鏡餅を作る場面も楽しいです。
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1月のあそびの学校とレンゲの会

2017-12-21 18:09:56 | 文庫のページ
あそびの学校  1月20日(土)10:30~12:30
      <大人向けの講座>年8回の講座です。参加費200円

クリスタルドロップ・おりがみでくす玉(3枚・6枚)を作ります。
昔のあそびはあやとりです。(紙芝居・菊の花・はたおり)
**毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。**
次回は2月17日(土) さくらもち・きなこあめを作ります。昔のあそびはあやとりです。

レンゲの会   1月29日(月)10:00~13:00
  月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。

『王への手紙』(1962) トンケ・ドラフト 西村由美 訳 岩波少年文庫 2005 を取りあげます。
次回は2月26日(月) 大人向けおはなし会
 ふだんレンゲの会に参加していない方でも、どうぞ語りに来てください。聞きに来てくださる方も大歓迎です。
 お話を語ってくださる方は、1月31日(水)まで お話の題名をお知らせください。
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報告 秋の特別おはなし会

2017-12-21 17:48:49 | 文庫のページ
秋の特別おはなし会を終えて   12月2日(土)
                  参加者 子ども7人 大人24人
 今回はたくさんの方が文庫の見学にいらしてくださりおはなし会にも参加してくださったので、思いがけず、大勢でおはなしを楽しむことができました。神奈川から来てくださった汐﨑さん、井元さん、石巻から来てくださった「石巻絵本とおはなしの会」の皆さま(8名)、遠いところありがとうございました。
 語り手はなでしこちゃんを入れて9名でした。子どもの語りがたった一人はさびしかったのですが、なでしこちゃんがとても楽しんで語ってくれたので、最初から会場はあたたかい空気に包まれました。
 今野さんは大人の会では何度も語っていますが、子どもの前では初めてでした。鈴谷先生の「じゅげむ」は、みんなで「じゅげむ じゅげむ……」を何度も一緒に唱えて楽しかったですね。武田さんの「鳥になった妹」は長いお話でしたが、子どもたち、とても真剣に聞いていました。真弓さんの「マーシャとくま」では、「見えるわ、見えるわ……」の場面で、子どもたちの笑い声が何度も聞こえてきました。井元さんの関西弁での語りはテンポもよく、耳に心地よかったです。方言の語りっていいですね。「ボタンインコ」の話、ファージョンを語る方は仙台ではそう多くないので、汐﨑さんに語っていただいてうれしかったです。耳で聞くと、あらためてファージョンの作品っていいなあと思います。
 「石巻絵本とおはなしの会」の豊原さんにも語っていただきました。中国の昔話「あかりの花」という不思議なお話でした。時計を見ると、もう少しで5時になろうとしていたので、「りこうなおきさき」を楽しみに来てくださった方には申し訳なかったのですが、もうみなさんたっぷり満足したお顔でしたので、私の語りは、短いお話(「白い家の老人」にさせてもらいました。
 みなさんに感謝の1時間半でした。
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