まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

レンゲの会 大人のコーヒーサロン お知らせ 1月

2020-01-20 13:57:53 | 文庫のページ
月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
レンゲの会 1月27日(月)10:00~13:00
  今回はミシェル・マゴリアンの作品を取りあげます。
  『おやすみなさいトムさん』(1981)    中村妙子訳 評論社 1991
  『イングリッシュローズの庭で』(1991)  小山尚子訳 徳間書店 1998
  どちらか1冊、読んでご参加下さい。

次回は 2月17日(月)10:00から 大人向けおはなし会です。
レンゲの会に参加していない方でもどうぞ語りに来てください。お待ちしています。
たくさんのおはなしが聞けると思います。どうぞ聞きに来てください。
      語ってくださる方は1月27日までお話の題名をお知らせください。

5月からの新しい企画 《大人のコーヒーサロン》
 月1回ですが、第2水曜日、文庫の始まるひととき、2時間ほど、コーヒーを飲みながらおしゃべりしています。
 どなたでも参加できます。2020年の最初の1月のコーヒーサロンは終了しました(15日)。
 次回は2月12日(水)です。
 お知り合いの方を誘って、どうぞおいでください。コーヒーを用意してお待ちしています。

お知らせ 仙台手をつなぐ文庫の会45周年記念講演会
      児童文学者 堀米薫さんをお招きして
(角田市在住)

  日 時 2020年1月21日(火)10:30~12:00
  場 所 エル・ソーラ仙台(アエル28階)大研修室
  テーマ 「東北に根差した物語を  ―作品で伝えたい思い― 」
  *無料です。
  *12:00~13:30 堀米さんを囲んで交流会 参加なさる方はお弁当代として1000円
  *講演会、交流会に参加したい方は文庫でまとめて申し込みます。文庫にお申し込みください。
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寄贈本 1月

2020-01-20 13:44:44 | 文庫のページ
寄贈本 ありがとうございます。
堀米薫さんからいただきました。
『みちのく妖怪ツアー 古民家ステイ編』 佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫/東京モノノケ 新日本出版社 2019.12
 『みちのく妖怪ツアー』の続編です。今回も怖い話です。
 東北の里山テーマパークの中にある古民家に宿泊した子どもたちの物語。
 子どもたちはそれぞれ東北六県の6つの古民家に分かれて、昔の人々の暮らしや遊びを体験し、昔話を聞き、おいしいものを食べて楽しみます。ただその中で、妖怪に出会ってしまった子どもたちがその後どうなったか気になりますが、表紙カバーの内側にある「わらしかえすな われらのちから」(6つ目の話に出てくる歌の一部)という言葉が鍵を握ります。
 堀米さんたち3人の見事なチームワークを今回も感じます。怖いお話を読みたい人におすすめです。
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新しく買った本 1月

2020-01-20 12:18:57 | 文庫のページ
①『ぽっとんころころ どんぐり』 いざわゆうこ 童心社 2019.8
 一本の大きなクヌギの木の1年を興味深く描いた絵本です。
 春、黄色い花に包まれたクヌギが美しいです。緑の葉を豊かに茂らせた、見開きいっぱいに描かれたクヌギも感動的です。殻斗の中で成長していくどんぐりの様子が丁寧に描かれていて興味深いです。
 コナラやミズナラのどんぐりは1年で育ちますが、クヌギは2年かかります。クヌギ以外の木のどんぐりにもたくさん出会える絵本です。どんぐりクッキーを作ってみたい人には、その作り方も紹介されています。
②『300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート」 エミリー・ジェンキンス/ソフィー・ブラッコール
    横山和江訳 あすなろ書房 2016.5
 とびきりおいしいデザート、ブラックベリー・フールを作る人々を300年の時代の移り変わりと同時に描いた大型絵本です。
 1710年ころのイギリス、1810年ころのサウスカロライナ州(米)、1910年ころのマサチューセッツ州(米)、2010年ころのカリフォルニア州(米)を舞台に4つの物語が語られます。時代も場所も使う道具もさまざまですが、作り方やおいしさはもちろん、後片付けの仕方まで変わりません。
 画家にとってはそれぞれの時代の服装、家具、器具など時代考証が大変だったようですが、優しい色づかいの絵は、登場する人々の豊かな表情も含め、美しく、心に残ります。表紙の見返しは本物のブラックベリーの汁で色付けしています。
③「わたしたちだけのときは』 デイヴィッド・アレキサンダー・ロバートソン/ジュリー・フレット 横山和江訳 岩波書店 2018.9
 カナダの先住民族、クヌー族に生まれたおばあちゃんを主人公にした物語です。
 長い髪に色鮮やかな洋服を身にまとい、クヌー語を話す祖母が子どものときの悲しい出来事を孫に語ります。自分の意志に反して、遠くの寄宿学校に入れられ、いつも暗い地味な服を着せられ、長い髪を切られ、クヌー語まで禁止されたことを。でもお友だちといるときだけは違いました。遊びの中で、自分たちの大事にしてきたものを守り、こっそり楽しむすべを知っていました。だから今おばあちゃんは、髪を伸ばし、色鮮やかな服を着、クヌー語を語ります。
 カナダで本当にあった話をもとにできた絵本です。
④『にわとり城』 松野正子/大社玲子 こぐま社 2016.10
 親を亡くし、無一文になった息子がたった一羽残っためんどりと旅に出て成功する物語です。
 カンカン照りの原っぱを超えてたどり着いた真っ暗な森で、恐ろしい夜の魔物のなぞなぞに答えることになります。9問目で答えられずにいる息子を救ったのはめんどりです。最後は夜の魔物をやっつけ、幸せをつかみます。
 この物語は1979年出版の『かぎのすきな王さま』(童心社)の中に、書きおろしで入っていた作品です。すべて新しく描き直された大社さんの絵はカラーになり、ページをめくるのも楽しく、低学年の人にも楽しんでもらえそうです。
⑤『ピッグル・ウイッグルおばさんの農場』 ベティ・マグドナルド 小宮 由訳 岩波少年文庫 2011.5
 子どもが大好きで、どんな子のどんな悪い癖でも、どうすれば治るか、ちゃんと知っているピッグル・ウイッグルおばさんが主人公の、愉快ですてきな物語です。
 登場する子どもたちはすぐうそをついたり、ペットのえさやりを忘れたり、何でも分解して壊してしまったり、臆病だったり、探し物を見つけるのが苦手だったりで、家族は困り果てます。ところがピックル・ウイッグルおばさんやたくさんの動物たちと農場で暮らし始めると、子どもたちが見違えるように変わっていきます。
 さし絵はセンダックです。子どもを信じ、動物たちと共に生きているピッグル・ウイッグルおばさんをすてきに描いています。
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