人の家は、基本的には四本の柱で支えあって出来ております。
どの柱が欠けても腐っても、家は安定した状態を保つことはできません。
又、細く頼りない柱では、建っているいるのが精一杯で
災難に打ち勝つことはできません。
子孫しだいでご先祖様の柱は、太くも細くもなるものです。
当山でお勧めしております四家先祖供養の四家とは、
この家の大黒柱を基本として他の三家のご先祖様を供養することこそ、
一番大事であるという「命光不動尊のみ教え」でございます。
「一番大事なご先祖を様ほったらかしにして、
あちらこちらとお参りにいって何をしとるか!」
人間を植物に例えますと、
先祖は、見えない部分の根っこにあたります。
その根っこがしっかり大地に根強く張っていないと、幹が持ちません。
幹は家長(両親)にあたります。
幹が太く、しっかりしていると、枝葉である子孫は茂り、家は繁栄します。
植物に肥料が必要であるように、窒素、リン酸、カリ、とどれが欠けても、
植物が大きく育ちませんね。家とて全くおなじです。
家が栄えるためには、利、敬、行の三大供養が必要なのです。
この中どれが一つ抜けても、功徳は有りません。
この世は、あの世写しです。
今、あなたの身に起こっている事は、
すでにあの世で起っているのです。
今までの、お話は仏教の中に於いてのお話です。
この、供養の中でお救いの出来ない家系の有る事を
ご存知でしょうか。
仏ではなく、大先祖様のお話です。
(大先祖の足切りじゃ、仏ばかりが先祖でないぞ)
山主が命光不動尊よりのおさとしです。
つづく
南無大師遍照金剛