当山のブログを見られている方は、
少なからず、当山とご縁がある方です。
たまたま命光不動尊のHPが目に留まり、“ご相談に”と思われ来られる方がいらっしゃいます。
私どもも皆様との出会いを大切に、ご相談をお受けしております。
しかし、ご縁の浅い方は、一回の出会いで終わりになりますし、
又、ご縁の深い方は、
何十年も当山でご供養やお参りをされ、身内のような付き合いをするほどになります。
一度、仏縁で当山とご縁を結ばれても、
先方様のご都合で一方的にご縁を解消なさる方もいらっしゃいます。
ご縁を切られた方はそれでよいのかもしれないのですが、
その方々のご先祖様は大変悲しんで、山主に訴えてこられます。
なぜなら、当山にご相談に来られる方の大半は、
ご先祖様が何十年も捜して、捜してやっとたどり着いた安堵の寺だからです。
先祖は子孫が供養をしてくれると喜んで何とか子孫のためにと頑張ろうとされるのですが、
親の心子知らずとでもいうのでしょうか。
ご供養をお願いされた当のご本人様方が、金銭的な都合とか、仕事が都合とか
何らかの理由をつけて長く続けられずご縁をお切りになられます。
このような方々はほとんど「中途挫折の因縁」を持たれています。
つまり、これまでにも、また、これからも何事も途中半端で大成しないのです。
ましてや財などは積めるわけがありません。
ある信者様に四家先祖供養を勧めた時のお話です。
四家先祖供養は最低3年はかかる供養なのですが、その信者の方は「3年間もする様なお金が無い」と言われました。
山主は「貴方は毎日毎日使っている出費は有りませんか?」と聞くと
その方は毎朝、喫茶店でモーニングを食べて出勤していると言われました。
山主に「三年間そのモーニングを絶ちなさい。そのお金を毎日の先祖供養を使いなさい。」と言われ、
その方は、山主の言いつけどおり三年間モーニングを絶ち、先祖供養をされました。
その時に山主が
先祖供養と言えども立派な修行である
貴方はモーニングを絶って供養するのですから自分が一番願うことを願掛けしなさい。と指導しました。
その方は、「職場の同僚は皆、役職についているのに私だけが平です。家内にも甲斐性が無いと言われています。」
そう言われるので、それならせめて係長になれるように願掛けしなさいといいました。
四家先祖供養も3年間熱心にされ、その方は課長に昇進されて居りました。
「あの時先生に指導して頂いて本当に良かった。娘もお蔭様で大学に行っていますし、家庭は何の問題も有りません。幸せです。」
ともの凄く感謝され、もう10年以上経ちますが今でも熱心に供養をされています。
つづく
南無大師遍照金剛