本日は、
仏ではなく、別界の大先祖様のお話です。
(大先祖の足切りじゃ、仏ばかりが先祖でないぞ)
山主が命光不動尊よりのおさとしされたお言葉です。
当時私は、富田林の滝谷不動尊で滝行三昧の日々でした。
滝行して三年がたったある日のことのお話です。
この頃、滝谷さんの行者さんから、
私に 「住友さん、あんたもう滝行して何年になるの?」
私 「三年になります。」
行者さん 「あんたとこの家もだいぶ、良くなりましたやろ」
私 「いやー。そんなに変わりませんけど…。」
行者さんがしばらく考えておられて
私に「何か、足らんのと違いますか?一回、お不動さんに聞きなはれ」と
言われてその場は互いに別れました。
ご本尊様にお礼を兼ねてお伺いを致しましたところ、
上記のように
「大先祖の足切りじゃ、仏ばかりではないぞ」というお言葉が返ってきました。
「大先祖様とはどんな先祖様ですか」とお聞きしますと
お不動様から 「悟れ」というご返事が返ってまいりました。
その大先祖という謎を解きながら、
行を続けて三年の月日が経っておりました。
ある朝の事、当時朝の6時にNHKで「宗教の時間」と言うテレビの放映がありました。
コメンテーターは仏教学者の 山折 哲雄師が、
仏教の中の先祖に付いて解説されておりました。
その時のお話の中に、
ついに探していた大先祖様の存在がついに分かり、
不動尊の言われる「先祖の足切り」の意味を悟らせて頂くことが出来た。
つづく
南無大師遍照金剛