下黒沢にすごく綺麗な桜があると聞いていた。「今、満開」と友人から電話があったので行ってみた。どこを見ても桜!桜!できょろきょろしながらい く。桜がこんなにあるとは咲いた時にしかわからない。道から10メートルぐらい入ったところにその桜はあった。山桜の一種なのか葉も出ていて割とうすい色の花だ。近くで草取りをしていた人に聞いたら、この木は実では増えなくて根で増えていくそうだ。70代ぐらいのその人がお嫁にきた頃に今の木ではない大きな木があって、その木が枯れて今の木が大きくなっ世代交代をしたそうだ。根元には道祖神があって地元の人に大事にされている感じがした。花がとても大きく計ったら5センチもあったそうだ。たまにはと思ってナナも車に乗せて連れて行った。ミューに来てはじめて車に乗せたせいか、ナナは車に酔って桜どころではなさそうだった。
あんなに慌てていたビッケを見たのは初めてだった。タヌキを見たことはなかったのだが、タヌキのような大きなふさふさとした尻尾の猫(?)だった。大きすぎて猫入口から入れないようで家の中まで来ることはなかったが、2年ぐらいは春になると家の周りをうろうろしていた。去年は見かけなくて少し静かな春だった。そういえばチロのご飯を良く食べにきていたキジトラの雌猫もチロが死んでいつのまにか来なくなった。これからは雉のケーンケーンとなく声や小鳥達の囀りで何かと賑やかな季節である。
今ごろの季節「ミヤオー・ミヤオー」と外で,やさしくかわいい声がする。どんなにかわいい猫が鳴いているのかと思ってみると、不細工な雄猫が鳴いているのである。ビッケとムムを誘惑にきているのだ。外で鳴いているうちは良いのだが、、そのうちビッケ達の出入り口から家の中に入ってきていたりする。今年は「ヒゲ親父」と名づけた白黒のぶち猫だ。飼い猫のようで首輪もつけているがどこの猫か分からない。やってくる猫達も2年毎ぐらいに変わる。最初はトラと呼んでいた茶トラの猫だった。外出から帰ってきたら廊下をビッケ、ムムと並んで歩いていたこともあった。次はタヌキと名づけたのだった。夜、ビッケが血相変えて家に飛び込んだことがあった。なにが居るのかと思って外に出てみたら、はじめて見る 大きな猫だった。(写真はヒゲ親父)