やってきた日、クルルはおとなしくあまりえさも食べようとせず、排泄もしないで心配したが、翌日からは子猫用のミルクやカリカリを食べて元気になった。野良ネコの子でログハウスの床下で生まれて育ったせいか、暗い狭いところが好きで、いないので心配していると洗濯機の後ろで鳴き声がして出てくる。部屋に私がいないと洗濯機の後ろで眠っていることが多かった。ムムは目が見えないので、何か変なものがいると言う感じで、ウーウー唸って怒ってばかり。クルルの所在が分かるように鈴を付けたがムムはクルルでなくても鈴の音がするとウーと怒っていた。ムムは自分以外の変な奴がいると思ってか、家にいるのが嫌なようだ。雨の日、庭を見ると屋根つきの小鳥のえさ台の中にムムがうずくまって雨宿りをしていた。かわいそうに思ったが、早くクルルと仲良くは無理でも馴れてほしい。
ミミがいなくなって一年余、ムムはのんびりした顔になり家によく居るようになった。人嫌いは相変わらずで、お客様に声をかけられたりすると腰を引いた野良逃げでいなくなってしまう。ミミは人が大好きで、こっそりお客様の部屋に遊びに行ったりしていて人気者だった。「猫ちゃんは?」とお客様によくいわれるので、去年9月にミミの姉妹のパックリくんの子供をもらうことにした。母猫が調子が悪く面倒見ないからと生後1ヶ月のクーをもらったのだが、だんだん食べなくなり入院させたりしたが1週間いただけで死んでしまった。哺乳瓶を口に持っていっても右にやれば左を向きで頑として受け付けなかった。薄いグレイのふわふわしたかわいい猫で、ムムの色とよく合うねと言いながら決めた猫だった・・・・・・・・ しばらくはもうムムだけでと思っていたが、看板猫がいなくてはな~と思いまた子猫を飼うことにした。やって来たのが「クルル」初めて飼う雄猫。来てもう3カ月になる。