庭のイタヤカエデが散り始めました。
いつもこの時期になると与謝野晶子の「金色の ちひさき鳥のかたちして 銀杏ちるなり 夕日の岡に」
を口ずさみます。イタヤカエデは小さき鳥の形ではありませんが、散る木の葉をボーと見ているのが好きです。
その時間は何と幸福なことと思います。
秋が深くなっています。今年はいつまでも暖かで冬が来るのを忘れそうです。車のタイヤもスタッドレスタイヤに
替えることも忘れていました。
2日前92才になった植木屋の清水さんに枝の剪定をお願いしました。
休み休みになりましたが、気持ちは変わらないようで助手の人が脚立に登ってやっていると
「代ろうか」とすぐ声をかけます。庭の木たちはすっきりして新しい年を迎える事が出来そうです。
私の92才はどうなっているでしょうか。まず生きているかどうかですね。