不思議 2008年09月25日 | 日記・エッセイ・コラム ナナの散歩に行こうと思って外に出ると、となりの畑の土手の所に突然赤い色が目に入った。赤い彼岸花が一輪、雑草の中に咲いていた。9度目の秋なのにはじめて見る彼岸花。誰かが夜中に植えていったかのように、突然目の前にであった。清里ではあまり見かけないがちゃんと彼岸の頃に咲く。土手にいっぱい彼岸花が咲くのもいいと思ったことがあったが、誰かがそんな思いをかなえてくれたのかもしれない。来年が楽しみ。
水引草の宿? 2008年09月23日 | 日記・エッセイ・コラム やっと「水引草の宿みたいね」と言われるようになった。赤と白の水引草を植え始めて何年になるのだろう。立原道造の「のちのおもひに」の詩にある一節に惹かれて水引草をいっぱい植えたいと思うようになった。3㍍ぐらいなのだが、水引草の小道もできてこの秋は満足している。春には東大裏門にある立原道造記念館にも行った。記念館の事はずいぶん前だが、お客様に教えてもらっ た。
光と風 2008年09月11日 | 日記・エッセイ・コラム 秋を一番に感じさせるのは風。8月の立秋を過ぎると風の中にすこ~しずつまぎれて秋がやってくる。そして光が透明になり、水引草が咲き、ツリバナの葉が色づき秋になる。耕して種を蒔いたばかりの隣の牧草地の土がこの透明な光の中で美しい。秋の風は寂しさも運んでくるのか、ふっと行く末を思い外に出て月を見る。