今年も桂扇生師匠を迎えて落語会を行った。昨年に比べて観客は少なかったが、前座にフルートおじさんを自任している山栗さんのフルート演奏もあって、晩秋の清里ミューに美しい音色と笑い声が響いた。今年の演目は「六尺棒」と「味噌蔵」。「六尺棒」は小遊三さんに教えてもらったそうで、小遊三さんは先日亡くなった立川談志さんに教えてもらったとか。小遊三さんは山梨県大月市出身。いろんな事がつながっているんだな~と思う。
翌朝、師匠に質問「どうやって覚えるんですか。」「紙に書いて覚える人もいるとか?」 師匠「ただ覚えるんですよ。耳から聞いて覚えるんですよ。」「書いて覚えると話している時に紙に書いたものしか浮かんでこない。」そうである。「酔っ払いとか食べる所作とかはどうするんですか。」と聞くと、師匠は「食べるんですよ!酔っぱらうんですよ!」と。