みんな散ってしまった庭に、ブルーベリーの葉だけが紅葉したまま頑張っている。今年は割と暖かな日が続いているが、今朝はナナの水入れに薄氷が張っていた。
この間上京して、岩波ホールで「冬の小鳥」、前から気になっていた神保町シアターで成瀬巳喜男と女優たちシリーズ「銀座化粧」を観た。「銀座化粧」は昭和26年に撮られた作品で、田中絹代が小学生の息子を抱えて銀座のバーで働く主人公を演じていた。銀座の街が今のようにあか抜けたきれいな街ではなく、ちょっと泥臭く懐かしい感じがする街だった。人々は助けあって、まだまだ人情の残っている時代を感じた。仕上げに後楽園JCBホールで「マイ・フェア・レディ」を鑑賞。主演の大地真央さんが今回で最後のイライザ役と聞いてあわてて行ってきた。見終えて大満足。今回の上京にお腹一杯と言う感じだった。映画に行く前に東京時代の知人の絵手紙展。大学時代にミューでアルバイトしてくれた子の勤務先のお店に顔出しもしてきた。