NZはこの季節、夏時間で9時ごろまで明るく日本との時差は6時間。部屋はシングルは空いていないということで、ツインで台湾の女の子と同室だった。宿についてしばらくしてスーパーマーケットの場所を聞いて買い出しに行った。歩いて15分くらいのところで、ほとんどの物がそろっていた。肉類は豊富であったが、お魚は少なく3種類くらいしかなかった。野菜はパック詰めではなく1個から買えてよかった。ジャガイモ3個・玉ねぎ2個・ニンジン1本という具合に買えた。初日のディナーは野菜のベーコン炒めとポテトサラダ・パン、デザートはスモモ、無事に着いたことを祝って缶ビールを飲んだ。色々な国の人がそれぞれに食事を作りそれぞれの言葉でお喋りしながらや一人で黙って食べてる人や様々、私はもちろん黙って一人で・・・・・・・。外国にきて自分だけの食事を作っていることが違和感なく自然で面白かった。
3月11日からのこの1ヶ月はなんという速さで過ぎてきたことだろう。まるで1週間前の出来事のように思う。庭にはミニ水仙・チオノドクサが咲き、もう消えてしまったかと思っていたカタクリも咲き始めた。被災地の梅や桜も咲いたとか。確実に春はやってきているが、心に春はまだ遠く感じる。原発事故がまだ解決しないことが気持ちを重く暗くしている。
初めての海外一人旅は良い勉強になった。宿はBBH(バックパッカーズホステル)という日本でいえば個人経営でペンションのような形式だが、一番違うのは食事はなしでキッチンが解放されていて自分で食材を買ってきて調理するのだ。クライストチャーチの宿には10日間いた。オーナー夫人が日本人と言うので選んだので、英語が出来なくても不自由はなかった。