明日まで甲府で「かもめ食堂」をやっていることが分かったので、今朝お客様が帰られた後、急いで掃除をして、アルバイトのモッチさんと映画を見に行った。幸い(?)今夜はお客様もないし、女性デーの水曜日。舞台はフィンランドの首都ヘルシンキ、そこで日本人の女性が1人で開いた「かもめ食堂」(ruokala lokki)のお話。なんて素敵でセンスのある映画なんだろうと思った。やっぱり、監督は34歳の荻上直子さん。新しい若い感性が感じられた。ヘルシンキの市場や町の様子、特にプールが素敵でいいな~と思い行ってみたくなった。ムムに似た猫もフィンランド人のおじさんに抱かれて登場していた。トンカツ、鮭、しょうが焼き、おにぎりなどがおいしそうに出てくる。開店1ヶ月、一人もお客様がなく何とかなるとやっているのが映画かなと、わが身を振り返って思った。プログラムもちょっと変わっていて、オーやるわね~(写真)
ずっと調味料を取り寄せていた有機八百屋「桑の実」が、6月30日で13年間続けた店を閉めた。国分寺に住んでいたころからのお付き合いだった。玄米定食の「でめてる」というレストランをやっている友人から、「あなたの近くで友人が八百屋をはじめたから行ってみて」といわれて行ったのが出会いだった。清里に来てからは、「お願い!醤油がないから今日送って!」とか「夏蒲団のカバーが見当たらないから隣のお布団やさんに頼んで送って!」とか無理や本業以外のお願いをしてきた。店長の美智子さんはいつも笑顔で(電話なのだがそ思えた。)「いいわよ~」と引き受けてくれていた。沖縄出身の彼女の明るさとバイタリティにいつも励まされてきた。別れややめる事は始める時以上の決断とエネルギーが要る。やりたいことができたのだからと言う彼女のこれからにエールを送る。
2~3日前、玄関の掃除をしていたら庭に黒猫がいた。「クロ!クロ!」と呼んだらかすれ声で鳴いて擦り寄ってきた。もう3年前になるだろうか、初代クロがいなくなって気になっていた時、駅でうろうろしている黒猫を見た。タクシーの運転手さんが、捨て猫だから連れて行って欲しいと言うので、黒猫と言うだけで連れてきてしまった。ビッケ達とどうしても折り合いが悪く、困って近所の猫好きの人にもらってもらった。ランクルタイプの車が来ると飛んでいき、口ひげの男の人にも飛んでいくので、前の飼主がそうだったんだと思いクロがいじらしかった。前は時々庭に来ていたが、1年以上みていなかった。落ち着きのない猫だったが、良い子になっていた。