貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

天龍寺と永平寺 

2017-04-29 10:19:25 | 日記
天龍寺と永平寺 

2015年(平成27年)10月31日8時~

まずは、天 龍 寺

  昨日よりおなかの調子が悪く整腸剤を

飲み、7時過ぎ寝入る。

 夜半寒くなり、ネックウォーマーと電気

毛布で凌ぐが、のどの渇き、頻尿模様で

全くせわしきこと先晩。

 その後、5時半まで寝入ったので疲れも

とれる。

 とりあえず天龍寺へ向かう。

 越前国に入った芭蕉は永平寺へと向けて

歩みを進める。

 随行したのは金沢の門人、北枝(ほくし)。

 本職は刀の研ぎ師で、後に蕉門十哲の一人

に加えられる程、俳人としても優れた資質を

持っていた。

 芭蕉に心酔した北枝は、金沢を発ち半月程

旅に同行。

 曽良に替わって旅のパートナーとなりまし

たが、永平寺に程近いここ天龍寺で二人は

別れることになる。

 ここから永平寺を経て福井の町に至るまで、

わずか半日ほどが長い長い『奥の細道』の旅

のなかで唯一芭蕉がひとりで移動した区間だ

といわれている。

物書きて 扇引きさく 余波哉 芭蕉

<句意> (夏の間使い慣れた扇も捨てる

 季節になったが、あなたともいよいよ別れる

 時が来た。離別の形見に何か書き付けて、

 扇を二つに引き裂き、名残を惜しむことであ
 
 るよ。)

天龍寺参道



天龍寺



参禅道場



芭蕉塚説明板



芭蕉塚



余波の碑



芭蕉余波の句碑



物書きて 扇引きさく 余波哉 芭蕉



來訪者も修行の身



心和む置物