貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

心の針の向きを! 2

2017-11-03 09:21:12 | 日記
心の針の向きを! 2

平成29年11月3日(金)

 「ほんと、文化の日はよく晴れる!」

 いつものコースを、気持ちよく歩く。

 さて、亮潤さん。

 平成3年、大峰千日に入られる。
 
 その前に、百日回峰行があるという。

やはり段階を踏むんだと分かる。

 行程は、千日回峰行と同じ。

 最初の50日は、「隔夜」という行で、

吉野山を出発して24キロの先の山頂にある

宿坊まで歩き、そこで一泊。

 翌日降りる。つまり、二日で一往復。

 その50日が過ぎると、後半は一日一往復。

50日で50往復するのだという。

 笠と杖はなしという条件だそう。

 それを満行して初めて千日回峰行へ。」

 平成11年、9年かけて満行。

 それを、日記を紹介しながら講話。

 難行苦行を遙かに凌ぐものだということは、

びんびんと伝わってくる。

 「人はなぜ迷うのだろう。」とか、

「なぜ、何かに執われてしまうのだろう。」

等、いろんな悩みや課題を自らに訊ねながら

その原因を突き止めようとして旅に出るのが

「行」といわれる。

 そのうえで、「行とは行じるものではなく、

行じさせていただくもの。」

「行とは、人生とは、ひとつひとつ見えない

徳を積み上げていくもの」だということを

体現される。

 こころの針は、

「人は苦しむためにうまれてきたのでない。

苦しみの中から喜びを得るために生まれて

くるものだ。」

と、確固と咲く花を見つけてまた暮らしに!

 そして、そこに至る原点の自分は・・・

を語られるのでした。

 貧しさに中でも常に肯定的に、前向きに

生きる「母ちゃんとばあちゃんと自分」

を、素直に語られる。

 

黒羽 : 西 教 寺

2017(平成29)年6月2日 8:32~

 古びた本堂とお墓がある。





 親鸞上人像と句碑もあり。



門前に、曾良の句碑あり。



句は、

「かさねとは 八重撫子 名成るべし」 

             だった。